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奥の細道むすびの地「大垣」
十六万市民投句を掲載しています。


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MARK
十六万市民投句優秀句(平成18年12月度)投句総数 439句

選者 : 斉藤 繁子  高木 万翠


特選
虚子俳話ひと休みして薬喰 愛知県尾張旭市 古賀勇理央
黄に染まる柚子鈴生りの一軒家 大垣市 川口千代子
大根を漬けて輪中に暮らしけり 大垣市 村田 通夫

秀逸
ひび割れし秋茄子暮色とどめをり 大垣市 大橋 ふみ
柿紅葉日毎彩増す村に住み 大垣市 幸田 フミ
落葉して稜線の透く空の青 安八郡安八町 金森れい子
杉玉や下戸もあやかる新走り 瑞穂市 青木 繁弘
一合の酒に足りたる薬喰 大垣市 若園  博
紅葉照るさざ波眩し水嶺湖 大垣市 菅野美代子
しぐるるや翁別れの連句塚 大阪府高槻市 古川しげ子
短日を時計の塔にせかれけり 大垣市 竹内 若子
紅葉山雲の動きて彩かはる 岐阜市 日比野宗男
初しぐれ遺墨の一句にある孤独 養老郡養老町 田中 秀子

入選
揖斐川に幾筋も水尾鴫来る 大垣市 森  芳昭
絵手紙の中で遊ぶや柿落葉 揖斐郡大野町 藤田 涼子
落日に染まる伊吹や鳥渡る 大垣市 今津 正元
苫船の黙して眠る十二月 愛知県稲沢市 渡辺  茂
灯台の風鐸さゆれ冬日和 大阪府豊中市 西村しげ子
居酒屋に男ひとりの寒さかな 瑞穂市 広瀬 節子
幸運の矢射る乙女大晦日 大垣市 秋山くに子
極月や和綴じの帳簿紙問屋 大垣市 森川きよ子
棚雲の伊吹遥かに大根引 大垣市 若園  博
枇杷咲いて香り仄かや一里塚 大垣市 神野 武彦
唄いつつどんぐり拾う夜詩の里 大垣市 石田 和子
銀杏の不動の大樹寺の門 大垣市 後藤智津子
皓皓と冬満月やビルはざま 大垣市 坪井  淳
宅配便開くや動く蟹の足 大垣市 早崎美弥子
山眠る円空の墓ひっそりと 大垣市 神保 一見
秋深し静かな寺に座りけり 大垣市 脇中みち子
戦場の跡や垂井はしぐれけり 加茂郡白川町 今井二三夫
湖小春日矢を絡めて波立てる 大垣市 河合 愛子
蕉像のわらじ乾かぬ小夜時雨 大垣市 田村 一子
蒼天に冬三ヶ月の白さかな 大垣市 千川ちゑ子

選者吟
凍蝶は朝のひかりに蘇る 万翠



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