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十六万市民投句 作品
◆ 平成25年10月度 一般の部

投句総数 2,014句・一般投句数 693句・小中学生投句数 1,321句
選者 :名和 永山
特選
バラの字は書けねど薔薇の咲きくれし
愛知県名古屋市  小松 とみゑ
余生とは色なき風にきずくこと
福井県福井市  三ツ山 ひろし
風吹かば風の音なる秋桜
大垣市  子安 浪子
秀逸
蕉翁を慕ひ水都に小鳥来る
養老郡養老町  田中 紫香
夕日背に秋桜踊るワルツかな
大垣市  谷 彩虹
蒼天や群生なした曼珠沙華
大垣市  高田 雅章
楚楚とゆれ飛騨路に蕎麦の花匂う
大垣市  桐山 俊子
猫じゃらし丈低ければ低き風
大垣市  田中 雅子
蒼天に月とけ入りて今朝の秋
不破郡垂井町  北村 廣美
赤い羽根つけて華やぐ老の胸
大垣市  棚橋  みさを
ゆつくりと雲ゆつくりと秋深む
大垣市  伊藤 有紀
山肌の小さき藁塚千枚田
大垣市  三宅 ヒサヱ
赤い橋映る水面の水澄めり
大垣市  伊藤 八重子
入選
吾にひとつ妻にふたつの桃を買ふ
大垣市  大西 誠一
秋霖や隣家にともる喪の灯
愛知県名古屋市  舘野 茂子
十五夜をお供にあるく至福時
大垣市  中尾 恭子
唐突に秋来る朝の風の色
大垣市  永井 田鶴子
志秘めてコスモスしなやかに
大垣市  臼井 静子
赤い羽根つけて指示せしガードマン
大垣市  藤井 早苗
女子会や話途切れぬレモンティー
大垣市  片山 洋紅
街中に神輿かつぐやバイト生
大垣市  木村 一句
里山の畑なだらかや蕎麦の花
養老郡養老町  田中 秀子
菊の香やかかりつけ医の老い給ふ
福井県福井市  三ツ山 しげこ
秋すだれ陽ざしを透かし人光る
大垣市  田辺 のり子
落人のなごり棚田は稲架日和
大垣市  佐藤 すみ子
相席の夫婦も初老走り蕎麦
不破郡垂井町  中嶋 笑子
新涼や髪なびかせて踏むペダル
揖斐郡揖斐川町  栗野 みねお
廃線の鉄路の錆びや草茂る
不破郡垂井町  富田 実郎
日の吸ひて柿赤あかと照らすなり
大垣市  高木 豊子
満月や合わせ鏡と人の言ふ
大垣市  中川 すえ子
意味もなくただただ悲しい秋の夕
大垣市  林 ひとみ
さつま芋皆で分けてなごむ部屋
大垣市  祖父江 信子
カーテンの少しそよぎて秋の風
福岡県田川郡  成松 義紀
選者吟
なほ残る桜紅葉の道長し
永山

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