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十六万市民投句 作品
◆ 平成26年10月度 一般の部

投句総数 2,004句・一般投句数 748句・小中学生投句数 1,256句
選者 :田中 青志
特選
幸せはこんな匂いよ秋刀魚焼く
福井県福井市  三ツ山 しげこ
松茸の買ふともなしに嗅ぎゐたり
安八郡神戸町  澤ア 和子
栗飯の天地ざっくり反しけり
大垣市  春日井 勝代
秀逸
かなかなや黄泉の旅への酒たばこ
大垣市  末守 節子
朝顔に水やってゐる汀女の忌
愛知県名古屋市  舘野 茂子
天守跡に小さな標草もみじ
不破郡垂井町  小畑 美智子
きりぎりす昔のままの水流れ
大垣市  吉田 弘子
夕立や子等の声までずぶ濡れに
大垣市  永井 田鶴子
子燕や一人づつ持つ家の鍵
大垣市  永井 田鶴子
十六夜の月を待つ間に書く便り
大垣市  下村 常子
秋扇少し間のある受け答え
福井県福井市  三ツ山 ひろし
はしゃぐ声太鼓に消えて村祭り
養老郡養老町  西脇 俊成
あした刈る稲穂にどつと雀降り
安八郡輪之内町  野村 照子
入選
あたたかいみそ汁恋しい秋の風
大垣市  伊藤 厚子
笑栗の命あるかに光るかな
揖斐郡大野町  藤田 涼子
鰯雲ふっと我が子を思ふかな
大垣市  北浦 典子
新聞の俳句切りぬく夜長かな
大垣市  傍島 隆
小鳥来る森に手作りパンの店
大垣市  棚橋 みさを
数珠玉や祖母におそわる事多し
大垣市  古澤 実紀
調律のファのさ迷へる秋思かな
大垣市  清水 登美子
ひぐらしや花瓶の花ごと水替えて
大垣市  日比 昌子
夏川の水がみづ押す力かな
長野県下伊那郡  長沼 まさし
新走り酌めば枡より木の香立つ
大垣市  三宅 ヒサエ
たそがれに十薬の白きはだちぬ
大垣市  近藤 豊子
揚舟や月光の差す輪中かな
大垣市  秋山 くに子
時々は雲のかかりて蕎麦の花
不破郡垂井町  服部 智恵
真っ青な空閉ぢ込めて芋の露
不破郡垂井町  北村 廣美
病む夫の半身おこす十三夜
養老郡養老町  田中 秀子
やじられて台詞何処へ村芝居
愛知県一宮市  佐藤 春泥
空蝉の確かなる四肢動きさう
大垣市  町野 眞佐子
赤とんぼと遠くへ行きたい時もある
静岡県静岡市  内藤 知
今年また遠き故郷の栗届く
大垣市  吉田 てるみ
選者吟
小鳥来る庭のいちばん高い木に
青志

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