HOME > 芭蕉蛤塚忌全国俳句大会 佳作 > 平成22年度 高校の部 佳作


平成22年度
大会入選句集

←佳作 一覧へ戻る
芭蕉蛤塚忌全国俳句大会 佳作
◆ 平成22年度 高校の部 佳作

佳作
食卓に置かれたままの団扇かな
愛媛県済美平成中等教育学校(高校)  一年 牧  優菜
薔薇の花スカート広げ会釈する
愛知県立幸田高校  二年 喜田 真織
保育所にまたねと交わす夏帽子
愛媛県済美平成中等教育学校(高校)  二年 後藤 亜衣
蝉の鳴く道を今日は歩こうか
岐阜県立岐阜農林高校  三年 里中 亜矢
一日は空をながめる夏休み
コロムビア・ファッション・カレッジ  三年 前田 恵莉
母の日に離れた兄の声を聞く
岐阜県鶯谷高校  三年 久松 千晶
食卓にやさしさ添える春キャベツ
岐阜県鶯谷高校  三年 伊東 知香
ゆきだるま中には友情つまってる
コロムビア・ファッション・カレッジ  二年 三河 祐加
あつくてもあいたいひとがそこにいる
岐阜県立岐阜農林高校  三年 杉山 実希
照れながら手を差しのべた夏祭り
コロムビア・ファッション・カレッジ  三年 杉浦由果理
あい鴨の親子の列や梅雨晴れ間
岐阜県鶯谷高校  三年 田中 公樹
人混みに揺られ冷たい傘の群れ
岐阜県鶯谷高校  三年 舩戸 早苗
挨拶の声こだまする夏登山
岐阜県鶯谷高校  三年 藤吉 美乃
髪下ろし六月の音生まれけり
茨城県立下館第一高校  三年 羽田 美帆
散歩道白い日傘とハイヒール
岐阜県鶯谷高校  三年 水野真由美
紅葉散るあの木の下で巡り合う
岐阜県関市立関商工高校  一年 宮田 竜希
蝉の声思い出づくりのはじまりだ
岐阜県立岐阜農林高校  三年 澤田 朋美
梅雨だけど私の心は晴れている
岐阜県鶯谷高校  三年 織田 真里
万緑に居り添ってゐる地球かな
茨城県立下館第一高校  二年 中野 宏美
夏の夜忘れたい事思い出す
コロムビア・ファッション・カレッジ  一年 纐纈江利加
浴衣着る胸の鼓動や夏祭
コロムビア・ファッション・カレッジ  一年 平田夕貴乃
夏の日に涼しくひびくししおどし
岐阜県関市立関商工高校  一年 瀬口 大貴
蛍火や空間図形見えてこず
愛媛県済美平成中等教育学校(高校)  一年 宇都宮秋穂
歩道橋の上で会えたら春の虹
コロムビア・ファッション・カレッジ  一年 藤井亜以加
夏の夜浴衣姿にひとめぼれ
岐阜県立岐阜農林高校  一年 井川 美月
イエローの通学帽や山笑ふ
茨城県立下館第一高校  二年 山内 佳織
夏の色私のつめはエメラルド
岐阜県立岐阜農林高校  三年 野田 沙希
夕食も朝食もえんどうの青さかな
岐阜県鶯谷高校  三年 山内 彩江
かんざしがほどけて終わる夏祭り
コロムビア・ファッション・カレッジ  三年 高垣 賢司
美しく清流ひかる水の国
岐阜県立岐阜農林高校  三年 矢井 里実
波の音あなたと聴いた夏終る
コロムビア・ファッション・カレッジ  一年 渕上 紗生
かき氷曇った空も溶けてゆく
茨城県立下館第一高校  一年 平入 麻衣
寄り添って心に響く花火の夜
岐阜県鶯谷高校  三年 佐藤 香澄
どこからか涼しいメロディー夏はじめ
コロムビア・ファッション・カレッジ  三年 酒向 杏奈
蛤塚忌葉からこぼるる陽の光
岐阜県立本巣松陽高校  三年 佐々木 凌
打ち水に暑さ和らぐ祖母の庭
岐阜県鶯谷高校  三年 田中 侑亮
サクラサク貴方の背中と卒業す
コロムビア・ファッション・カレッジ  二年 新居美の里

↑ページトップへ