▼ ゲンノショウコ ▼
  (フウロソウ科)



 

▽ 薬効と用い方 ▽


 古くから下痢止めの妙薬とされていて、小野蘭山の「本草綱目啓蒙」(1803)に「根苗ともに粉末にして一味用いて痢疾を療するに効あり。故にゲンノショウコと言う」とあります。「現に良く効く証拠」に名が由来しています。
 ゲンノショウコは、飲みすぎても便秘などの副作用がないので、すぐれた健胃整腸剤といえます。食あたり、下痢、慢性の胃腸病、便秘に効き目があります。煎剤として服用するとき、低い温度でしかも短時間の煎じ方では、主要な成分であるタンニン類が十分抽出されませんので、時間をかけて煎じる必要があります。
 下痢止めには1日量20gに水0.5リットルを加えて煎じ、約半量まで煮詰めて、温かくして、適宜2回に服用します。
 胃腸の弱い人はお茶代わりに飲んでも良く、利尿の目的で使用するときは、10〜15gを1日量として、0.5リットルの水を加えて約5〜10分煎じて3回に分け、食間に服用します。
 高血圧予防には、ゲンノショウコ10g、ドクダミ10g、決明子(少し胞じたもの)5gを土びんで煎じて、お茶代わりに飲むとよく、しぶり腹、冷え症、婦人の血の道には、ゲンノショウコぶろがよいでしょう。ゲンノショウコ100g、ヨモギ100gを木綿袋に入れて、ふろに入れます。
 中国のゲンノショウコの仲間である老鶴草は、全草を、筋骨増強、リューマチや解熱に用い、はれものにも煎じて使っています。

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