ジョイいぶき

伊吹薬草の里文化センター



 伊吹山は古くから薬草の宝庫として知られていることは皆様ご承知のとおりです。滋賀県で最も高い伊吹山(1,377.4m)は昔から珍しい植物や薬草の多い山として世に知られ、多数の本草学者や植物学者の重要な研究の場として、また採取場として、あるいは登山にと多くの人々に親しまれてきました。この薬草については、永録年間(1,558〜1,570年)に織田信長がポルトガルの宣教師(カブラル)の請願を許し、伊吹山に薬草園を造らせ、西洋から薬草を取り寄せ移植したという言い伝えがあります。このことは、ヨーロッパ原産の植物が、現在日本では伊吹山だけに産することからもうかがえます。
 こうしたことを踏まえ、町づくりのキャッチフレーズを『伊吹薬草の里』と位置付け、生涯学習や健康づくり等の拠点施設整備に取り組んで参りました。
 当施設は、2棟からなりジョイホールについては、ゆとりを持った舞台と290の固定席で、各種文化活動や交流活動にご利用いただく所であります。もう1棟は、公民館活動、保健福祉活動、薬草風呂等これら機能を持ったものであります。その他付帯施設として屋内運動場(すぱーく伊吹)、ハーブラウンジ(喫茶)、薬草園、芝生広場等を整備しスポーツ・レクレーション等皆様方に幅広く気軽にご利用戴けるよう願っております。
 そこでこの施設が末長く親しみ愛され喜びを皆で分かちあえるよう愛称を『ジョイいぶき』と名付けました。
 うるおいとやすらぎと豊かさが実感できる、ふれあい・交流・創造の町づくりに大いに寄与することを念願します。

 

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