(フウロソウ科)

 

薬用部位と採集

 

 地上部全草。花期に(土用の頃)地上部を刈り取る。地面に伏しているので、よく水洗いをする。黄色〜茶色に変色している葉は取り除く。風通りのよい日陰で、広げて干す。乾燥したら適当な大きさに刻んで、湿気を防ぐため密封容器にいれ保存する。



薬効と薬用法

 

 整腸薬、利尿、強壮薬および外用にも用いられる。  下痢および下痢に伴う腹痛、食あたり、慢性の胃腸病に、全草1日量20gに水600〜700mlを加え、ゆっくり時間をかけて約2/3量になるまで煎じて、1日3回に分けて服用する。  冷え症、しぶり腹、婦人血の道症に浴剤として応用される。  湿疹、かぶれ、ただれに煎汁をつける。



食用

 

 若い部分を食用にする。てんぷらがよい。ゆがいて炒めるか胡麻和え、くるみ和えによい。(注意:花の咲いてないものはキンポウゲなどの毒草によくにているので気をつけること)



使われている加工品

 

◇伊吹春日乃湯<浴剤>