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◆ 令和2年5月度 一般の部
投句総数 374句・一般投句数 347句・小中学生投句数 27句
選者 :大堀 武直
| 特選 |
| 待つ人のいる明るさの春灯 |
| 不破郡垂井町 大羽 志津子 |
| ?粉木の弾みて夫の木の芽和 |
| 宮城県多賀城市 小松 隆夫 |
| コンパスは兄のおさがり朧月 |
| 広島県福山市 中常かつたろー。 |
| 秀逸 |
| 杣人の一本道や座禅草 |
| 福井県敦賀市 山田 美千代 |
| 河岸跡の石積に触れ春の風 |
| 埼玉県川口市 大沢 きみい |
| 春眠に誘はるるごと祖母逝けり |
| 埼玉県川口市 木下 洋子 |
| はつなつの耳美しき尼僧かな |
| 愛知県名古屋市 舘野 茂子 |
| じゃんけんで決める役員山笑ふ |
| 大垣市 早崎 美弥子 |
| 夢乗せて乗せてまた吹くしゃぼん玉 |
| 大垣市 大杉 すみゑ |
| 里の彩蚕豆となり届く朝 |
| 静岡県富士市 磯野 昭仁 |
| オレンジの色の天気図春の朝 |
| 養老郡養老町 松永 智志 |
| 佳き日から始まる式辞風光る |
| 大阪府東大阪市 森 佳月 |
| 帽子から靴のさきまで入園児 |
| 大垣市 平野 ヒサヱ |
| 入選 |
| 誰が為の花見の席や椅子一つ |
| 大垣市 岡田 けい子 |
| 湯に浮きし夏月揺らぐ旅の宿 |
| 安八郡神戸町 早津 郁男 |
| 上り鮎跳ね返されて光飛ぶ |
| 不破郡垂井町 富田 実郎 |
| 摘み草を和紙になじませ一筆箋 |
| 京都府城陽市 松村 秀一 |
| 昭和の日箪笥の底のもんぺ干す |
| 福井県敦賀市 山田 美千代 |
| 暖冬や靴下の穴開きしまま |
| 不破郡垂井町 小坂 久美子 |
| 聖五月両手に掬ふ鳥の声 |
| 神奈川県大和市 岩田 爾瑠 |
| 囀りにスキツプする子輪中堤 |
| 大垣市 新町 恵子 |
| 死に仕度もふ出来たかと鳴く蛙 |
| 安八郡輪之内町 野村 照子 |
| 一人では出来ぬじゃんけん初夏の昼 |
| 大垣市 鶴田 信子 |
| 影うるむ春満月の玻璃戸かな |
| 大垣市 久保田 悟義 |
| 大盛の筍飯に父偲ぶ |
| 兵庫県神戸市 岸下 庄二 |
| 鞦韆や今を忘れし父つれて |
| 三重県四日市市 後藤 允孝子 |
| 祖母が逝く土筆の苦み増した通夜 |
| 加茂郡八百津町 新井 悠久 |
| テレワークしながら蓬餅齧る |
| 三重県鈴鹿市 松井 政典 |
| 芝桜シフォンケーキの似合ふ午後 |
| 宮城県名取市 松本 裕子 |
| 入選の通知ありけり名草の芽 |
| 安八郡安八町 羽島 はなこ |
| 養花天書いては忘れ備忘録 |
| 大垣市 平野 ヒサヱ |
| やはらかき春日紡ぐや佐賀錦 |
| 神奈川県横浜市 龍野 ひろし |
| 選者吟 |
| 自粛して夢で旅する五月かな |
| 武直 |
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