
▼ イブキトウキ ▼
(セリ科)

▽ 採取と調整 ▽
11〜12月の葉が黄変したころに掘った根の土を落として数株ずつ束ねて天日で乾燥させます。約1か月ほどつるして半乾きにしたものを約40〜45℃くらいの温湯に五分間ほど浸し、同時に土を落として柔らかになっているので形を整えて翌春まで日陰につるし乾燥させます。
このようにして調製したものを生薬の当帰といい、芳香と強い辛味および甘味のあるものが良品とされています。非常に虫がつきやすいので注意が必要です。
イブキトウキは、ミヤマトウキ、ナンブトウキ、イワテトウキなどと呼ばれるもので、トウキに比して茎が緑色で、葉がやや硬く、2回3出複葉などの特色を持っています。
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