、 ヒマワリ 、
薬効と用い方
ヒマワリは園芸用に栽培されていますが、重要な有用植物であります。種子はそのまま、また食用油として、油粕はロウソクやセッケンの材料となり、花は黄色染料、葉は家畜の飼料として用いられる経済価値の高いものと言えます。また薬用としても主に中国では繁用されていて、全草が薬用となります。種子は出血性の下痢、花は苦味健胃薬に乾燥した向日葵花を約10gを煎じて飲みますが、分娩を促進するような作用もあるので妊婦の服用は避けるべきであります。果殻は耳鳴りの治療に、乾燥した向日葵花を10〜15gを煎じて服用します。大型の頭花の基部は花托と呼び、頭痛、歯痛、腹痛などの鎮痛を目的に乾燥したもの15〜20gを煎じて服用します。葉は苦味健胃薬。茎の髄は尿路結石、乳濁尿、排尿困難などに煎じて用います。根は打撲傷に粉末を外用しますので、ヒマワリのすべてが薬用に用いられることになります。
種子をそのまま炒って食したり、搾油して採ったヒマワリ油を加熱して食用に用いるとき、ときに焦げることがありますと、加熱により変成した油は肝機能の低下現象を起こすことがラットでの実験で判明していますので注意が必要であります。ヒマワリ油にはリノール酸の含有量が高いので、脂血症の予防や、血中の高コレステロール濃度を下げる働きがあるので熱を加えないサラダ油としての使用がベターと言えます。
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