薬用法

民間薬として大衆性があり広く用いられ、柿蔕[シテイ](へた)はしゃっくりの妙薬として古くから用いられる。柿渋は血圧降下作用があるので、渋柿より製して服用する。柿葉は成人病予防に茶代わりに応用される。
1 柿のへたは主に渋柿を用いる。柿蔕10〜15個にひね生姜少々を入れて水600mlを加え、約半量に煎じて1日3回に分けて服用するとしゃっくりが止まる。
2 柿渋は血圧がなかなか下がらない時に柿渋を盃に一杯と大根のおろした汁を同量混ぜて朝夕に服用すると血圧が下がる。時々血圧を計って下がっていたら、回数を減らしたり一時中止をする。柿渋だけでは便秘をするといわれるが、この液は便秘することはない。大変飲みにくい薬ではあるが、効果があるので現在も使われている。
3 柿葉は乾燥したもの1日量10g〜15gをお茶の代わりに服用すれば、高血圧症、動脈硬化症等、成人病の予防に用いられる。
4 柿葉は止血作用があるので消化器潰瘍など、内臓の各種出血にも効果がある。
5 柿葉は鎮咳的にも働き、咳止め、喉の痛み、のどのゼイゼイするのを止める。