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十五万市民投句優秀句 作品
◆ 平成18年1月度

投句総数 384句
選者 :伊藤 百雲
特選
初雪やコーヒー熱くして飲みぬ
大垣市  泓  フミ
愛犬を抱いた賀状の届きけり
大垣市  今津喜代子
城苑の一樹一樹にある淑気
一宮市  坂野真砂子
秀逸
産土に足跡残す雪の朝
大垣市  坪井 克枝
戌年へ夢を広げる初投句
羽島市  戸谷 敏子
閉ざされしままなり雪の大手門
大垣市  米山 方士
和菓子舗に琴の音流るお正月
大垣市  川瀬喜梅古
続続と伊吹を越えて寒気入る
養老郡養老町  田中 幸子
初明りまづ一峰の伊吹より
大垣市  高木 治子
大雪や城下の景を丸くして
大垣市  田村 久夫
養老の山の背赤く冬落暉
大垣市  坪井  淳
しろがねの伊吹嶺眩し師走かな
大垣市  竹中輝美子
ひとつでは済まぬ願ひや初詣
大垣市  川瀬 貞枝
入選
電飾の滲みこぼしぬ夕時雨
大垣市  野村多佳子
初雪の思はぬ重さたしかめる
大垣市  秋山くに子
除夜の鐘聞きつふる里偲びけり
大垣市  松岡  正
電飾の芭蕉浮き出す冬の灯
不破郡垂井町  児玉 信子
雪マーク日本列島埋めつくす
不破郡垂井町  中嶋 笑子
雪あかり電飾映える水門川
大垣市  永井田鶴子
翁像に寄り添ひ共に年迎ふ
一宮市  坂野國比古
蕉翁の句を巻頭に初句帖
一宮市  小島かな子
封書秘め胸のときめき去年今年
大垣市  浅野 君代
おだやかなひと日賜わる御元日
一宮市  坂野真砂子
年賀状友の筆ぐせ懐かしき
大垣市  川瀬喜梅古
古稀の歩や玉砂利しかと初詣
大垣市  中山あや子
天守より明くる大垣大旦
養老郡養老町  田中 純一
伊吹山据えて初空晴渡る
大垣市  早崎美弥子
聞きなれし声の付き来る初詣
安八郡神戸町  高橋日出美
太るだけ太る空家の大氷柱
大垣市  若園  博
御慶かな俳聖像に触れもして
稲沢市  渡辺  茂
暫ばし待つこくぞう山の初日の出
大垣市  藤本 勝士
止むことを忘れし雪となりにけり
大垣市  矢橋 郁子
雪や雪メールで交わす俳句かな
大垣市  清水登美子
選者吟
失念の眼鏡出て来る三日かな
百雲


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