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◆ 平成23年5月度 一般の部
投句総数 1,071句・一般投句数 563句・小中学生投句数 508句
選者 :河西 かつら
| 特選 |
| 廃村に残る記念碑柿若葉 |
| 大垣市 今津 正元 |
| 人声を運ぶ風あり花菖蒲 |
| 不破郡垂井町 鈴浦さだ子 |
| コーラスの野外授業や若葉光 |
| 大垣市 大井 公夫 |
| 秀逸 |
| 葉桜の影重なりし結びの地 |
| 栃木県栃木市 五十畑文男 |
| 薫風や宿場の町の山車囃子 |
| 不破郡垂井町 江ア 真一 |
| 余花の村ことに閑かな阿弥陀堂 |
| 不破郡垂井町 戸倉 照子 |
| 仏生む石工の十指風光る |
| 東京都世田谷区 関戸 信治 |
| くちなしの香につつまれし駐在所 |
| 大垣市 藤井 早苗 |
| 奉芸の少女の袂若葉風 |
| 養老郡養老町 田中 英香 |
| 梅雨の夜の二行で終へる日記かな |
| 大垣市 大井 公夫 |
| この辺り薔薇園らしき夜の帳 |
| 大垣市 槌谷 了子 |
| 糸桜一樹千体仏の庭 |
| 安八郡安八町 旭野 和子 |
| 吊り橋の吊り橋らしく揺れて夏 |
| 大垣市 清水登美子 |
| 入選 |
| お品書濃く書き替えて鮎の店 |
| 東京都世田谷区 関戸 信治 |
| 水門川片蔭に沿い芭蕉の碑 |
| 愛知県春日井市 永井 光代 |
| 鈴の音や茂りの中の一ノ宮 |
| 大垣市 三宅ヒサヱ |
| 村長の仕切る素人夏芝居 |
| 大垣市 三宅ヒサヱ |
| 水郷は石垣たかく若葉風 |
| 大垣市 川瀬スマ子 |
| 友ありて新樹の城を懐かしむ |
| 三重県鈴鹿市 河井美代子 |
| 水車首夏の日差しを撥ね返す |
| 養老郡養老町 田中 秀子 |
| 梅雨晴や母が在せし美濃の國 |
| 兵庫県神戸市 岩田 敏子 |
| 新緑の並木眼にしむ介護バス |
| 大垣市 川口千代子 |
| 葉桜の陰に芭蕉の句碑なぞる |
| 岐阜市 河合 朋子 |
| 吊橋の揺れに身をおく可鹿笛 |
| 安八郡安八町 旭野 和子 |
| 名水とその名競わず花菖蒲 |
| 大垣市 米山 方士 |
| 掌に溢るほどの花びら花菖蒲 |
| 大垣市 米山 方士 |
| 夏雲やぐんぐん孕む堰の渦 |
| 大垣市 宮脇眞壽夫 |
| ふる里やいま万緑の底に座す |
| 大垣市 佐藤すみ子 |
| 輪中川鮎解禁の札立ちぬ |
| 大垣市 今堀 典子 |
| 十薬の花に囲まる無縁墓 |
| 大垣市 野々垣貞子 |
| 花時計動くと見えず梅雨に入る |
| 大垣市 伊藤 京子 |
| 噴水や崩るるときの風白し |
| 福井県鯖江市 三ッ山ひろし |
| どの枝も樹齢の重き花りんご |
| 北海道小樽市 大橋 宮子 |
| 選者吟 |
| 水無月や切手に白き花一輪 |
| かつら |

