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◆ 平成23年11月度 一般の部
投句総数 1,388句・一般投句数 531句・小中学生投句数 857句
選者 :大堀 武直
| 特選 |
| 村灯る稲刈り終へし香の中に |
| 安八郡神戸町 高橋日出美 |
| 留守居して一人手酌や十三夜 |
| 大垣市 多和田一徳 |
| 蟷螂の構へしままの最期かな |
| 大垣市 末守 節子 |
| 秀逸 |
| 先頭は雲の中なり雁の棹 |
| 大垣市 大西 誠一 |
| 句碑ごとに異なる音色昼の虫 |
| 岐阜市 石崎 宗敏 |
| 捨て案山子笑みをうかべて焼かれけり |
| 愛知県尾張旭市 古賀勇理央 |
| 冬近し祠をもたぬ野の仏 |
| 大垣市 坪井 克枝 |
| ハロウィーンあめ玉包み子等を待つ |
| 大垣市 藤井 早苗 |
| 百選の水胃にしみる神の留守 |
| 大垣市 大橋 ふみ |
| マニキュアに縁のなき指柿をむく |
| 大垣市 久富キヌエ |
| 夕刊を手渡しに受け立待月 |
| 大垣市 宮脇眞壽夫 |
| 紅葉且つ散る鬼の面守り継ぐ |
| 愛知県西尾市 金子 恵美 |
| 片減りの擂り粉木母のとろろ汁 |
| 北海道小樽市 大橋 宮子 |
| 入選 |
| 秋惜しみ別れを惜しみ木因像 |
| 各務原市 河田 和代 |
| 狐塚の一つ残りし大刈田 |
| 羽島市 日比 進 |
| 夕やけの影と手つなぎまた明日 |
| 大垣市 菅谷 美樹 |
| 色鳥の声重なりて芭蕉像 |
| 愛知県一宮市 大野 晶子 |
| 水底に光りのとどく文化の日 |
| 大垣市 森川きよ子 |
| 冬ざれの空にピエロの笛ひびく |
| 大垣市 中山あや子 |
| 樹々の影映して迅し水の秋 |
| 大垣市 川瀬スマ子 |
| 朝霧の登り初む山詣でけり |
| 不破郡垂井町 清水美智子 |
| 皆老いてみんなで笑ひ秋惜しむ |
| 大垣市 伊藤 京子 |
| 門前の絵地図新し初紅葉 |
| 大垣市 安田 敏子 |
| 婚の荷の荷台はみ出す豊の秋 |
| 大垣市 末守 節子 |
| 色あせし鈴の紐振る神の留守 |
| 大垣市 森 芳昭 |
| 新米や掌の平厚く美濃に老ゆ |
| 大垣市 今津 絹代 |
| 思ひ出はみな美しき式部の実 |
| 大垣市 新町 恵子 |
| また一人ふえて小春の立話 |
| 安八郡神戸町 高橋 泰 |
| 老いてなを主婦の座にゐて冬支度 |
| 愛知県一宮市 平林千津江 |
| 湧水に菜を洗ふ声冬日和 |
| 不破郡垂井町 西垣 和志 |
| 伊吹嶺の風ぞんぶんに掛大根 |
| 大垣市 棚橋みさを |
| ポンポンと西瓜の返事たしかめて |
| 愛知県愛西市 横井 和幸 |
| 虹の輪に飛行機入ると指さす子 |
| 不破郡垂井町 岩田 恭子 |
| 選者吟 |
| 笑まふ子の頬に新米二三粒 |
| 武直 |

