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十六万市民投句 作品
◆ 平成25年9月度 一般の部

投句総数 1,735句・一般投句数 575句・小中学生投句数 1,160句
選者 :長野 美代子
特選
水遊び水もみくちゃにされにけり
大垣市  永井 田鶴子
炎天を来て荷崩れのごとし座し
福井県福井市  三ツ山 しげこ
パレットに深まる秋を溶かしをり
大垣市  田村 久夫
秀逸
炎天に帆を張るごとくシーツ干す
愛知県名古屋市  舘野 茂子
城壁の白さにまさる秋の風
大垣市  栗田 基弘
大空の雲入れ替る九月かな
大垣市  矢橋 郁子
残暑とは言えふるさとの風は別
福井県福井市  三ツ山 ひろし
何もせず何も思はぬ端居かな
大垣市  大西 誠一
故郷の土の香つるり衣被
大垣市  片山 洋紅
炎昼や塩を摺り込む牛の舌
不破郡垂井町  服部 智恵
連日の残暑にあへぐ犬の舌
不破郡垂井町  木 紫雲
吸ふ息にまつはる秋の暑さかな
大垣市  田中 雅子
少しだけ己を変えてサングラス
愛知県名古屋市  岩田 勇
入選
老犬の寝息かすかや盆の月
大垣市  林 芳江
大会の先ずは知らせの昼花火
大垣市  三宅 ヒサエ
いしぶみを巡りて秋の風涼し
奈良県天理市  谷 佳津子
蒼空に一刷毛の雲今朝の秋
養老郡養老町  田中 紫香
木の実落つ池に小さき水えくぼ
養老郡養老町  田中 秀子
沈む日に置いて行かれし二日月
大垣市  棚橋 みさを
鳴く蝉の日ごとに音色移りけり
大垣市  後藤 明美
夏の蝉森もろともに鳴き初む
大垣市  島岡 嘉明
二服めは少し濃いめに月を待つ
大垣市  下村 常子
麦粉菓子噎せし昭和の遠ざかる
不破郡垂井町  富田 実郎
鵙高音今日の始まる厨口
大垣市  佐藤 すみ子
自在かご煤けて久しとろろ飯
大垣市  臼井 秀子
いくさ場の軍旗の褪せて秋暑し
大垣市  野村 多佳子
文月や拓本の刷毛いくたびも
大垣市  坪井 克枝
雲の峰打球いづこへ甲子園
大垣市  岡田 あや子
辻地蔵拝み片陰拾ひ行く
大垣市  鶴田 信子
湖染めてゆっくり落ちし大西日
大垣市  桐山 俊子
刈り頃の稲穂鳴らして風渡る
大垣市  早崎 美弥子
ゆっくりと踏み来踏み行く道の秋
大垣市  川瀬 幸子
選者吟
飄々と風にたはむれ破れ芭蕉
美代子

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