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◆ 平成30年5月度 一般の部
投句総数 2,095句・一般投句数 598句・小中学生投句数 1,497句
選者 :度会 さち子
| 特選 |
| 雲の峰水を求めて街をゆく |
| 多治見市 嶋中 清徳 |
| 夏近し水門川の笹の舟 |
| 三重県鈴鹿市 松井 政典 |
| 清明や目覚めて水のほの甘し |
| 東京都世田谷区 関戸 信治 |
| 秀逸 |
| 囀りが甍をこぼれ一夜城 |
| 茨城県水戸市 岡崎 桂子 |
| ブーメラン春を回して飛びゆけり |
| 大垣市 新町 恵子 |
| 青麦のそよぎ初めたる朝の風 |
| 安八郡神戸町 高橋 泰 |
| 著莪の花まだ明けやらむ藪の中 |
| 大垣市 岡田 あや子 |
| 看護師と話し採血ひな祭り |
| 愛知県額田郡 平松 京師 |
| 桜舞ふ句碑に芭蕉の声のして |
| 愛知県西尾市 藤原 寛 |
| やぐら窓若葉の息の吹き込みぬ |
| 大阪府河内長野市 池田 えり子 |
| 風となるぶらんこ高く漕ぐたびに |
| 神奈川県横浜市 龍野 ひろし |
| 雨上がり半分青い初夏の空 |
| 岐阜市 野中 賢司 |
| 母の死のととのひてゆく桜かな |
| 長野県下伊那郡 長沼 まさし |
| 入選 |
| 結びの地桜しべふる投句台 |
| 栃木県那須塩原市 鈴木 文子 |
| よく滑る城のスリッパ花三分 |
| 各務原市 星河 ひかる |
| 天守まで花びらとどく曇空 |
| 大垣市 佐久間 ひろみ |
| 伊吹みて長良川見て春耕す |
| 大阪府高槻市 くぼ えみ |
| 花は葉に校歌の練習組まれけり |
| 千葉県印旛郡 寺嶋 和江 |
| 青葉して一木一枝漲れる |
| 大垣市 伊藤 有紀 |
| キッチンの蝿一匹に手をとられ |
| 大垣市 長澤 和子 |
| 新緑に明るき雨や舟場跡 |
| 埼玉県さいたま市 森 俊彦 |
| 鉄塔を登る工事夫揚ひばり |
| 大垣市 佐竹 余史美 |
| 廃屋を駆け登りたる藤の花 |
| 福井県敦賀市 山田 美千代 |
| 大粒の雨に散りけり蝌蚪の群 |
| 大垣市 村田 通夫 |
| 萍や残されてゐる釣道具 |
| 大垣市 秋山 くに子 |
| 薄暑光酒蔵の奥賑やかに |
| 大垣市 中山 あや子 |
| 雲迅しひかり集めて谷辛夷 |
| 大垣市 臼井 秀子 |
| 新緑の光集めてたらい舟 |
| 三重県四日市市 服部 邦子 |
| 春愁やネクタイ少しゆがみをり |
| 大垣市 木 歌佐 |
| 黒色のこれが今年の花衣 |
| 三重県津市 村山 好昭 |
| 猫の背を撫でれば春の暖かさ |
| 福岡県田川郡 成松 義紀 |
| 春泥や乾く暇なき小さき靴 |
| 不破郡垂井町 木 巧み |
| 筍の土のぬくみを落しけり |
| 愛知県西尾市 金子 恵美 |
| 選者吟 |
| うしろより雨の匂ひの夏つばめ |
| さち子 |
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