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◆ 令和2年4月度 一般の部
投句総数 476句・一般投句数 420句・小中学生投句数 56句
選者 :名和 永山
| 特選 |
| 周作の黙の叫びの絵踏みかな |
| 東京都狛江市 椎野 一恵 |
| 子猫五匹名札代はりの彩リボン |
| 福岡県福岡市 大津 英世 |
| ものの芽の尖ればいのち躍動す |
| 三重県四日市市 後藤 允孝 |
| 秀逸 |
| 現役の卒寿の医蓬摘む |
| 愛知県名古屋市 舘野 茂子 |
| 雁風呂の話地酒は手酌にて |
| 東京都世田谷区 関戸 信治 |
| 鐘のなるかつて絵踏みに泣きし街 |
| 大垣市 安田 むつこ |
| 跳ね返り撥ね返されて上り鮎 |
| 不破郡垂井町 富田 実郎 |
| 雪洞の少し傾ぎし古雛 |
| 大垣市 傍島 豊子 |
| 蔵の戸に歳月の銹春愁 |
| 養老郡養老町 田中 紫香 |
| 初音聞くもう一声を待つ朝 |
| 不破郡垂井町 久保田 紘義 |
| 色淡く枝垂る紅梅くぐり門 |
| 不破郡垂井町 川瀬 慶泉 |
| 山独活の人寄せ付けぬ斜面かな |
| 愛知県豊田市 城山 憲三 |
| 風を聴き雨を遊びて西行忌 |
| 大垣市 平野 ヒサヱ |
| 入選 |
| 春寒し事故の芥は湯に流す |
| 福井県敦賀市 山田 美千代 |
| 指折りて気持ち高ぶる初句会 |
| 岐阜市 村瀬 充夫 |
| 杜の影人影もなく神無月 |
| 岐阜市 船渡 惠 |
| 抗がえず娘は黙し絵踏みせり |
| 大垣市 安田 むつこ |
| 老の杖一歩二歩行く早や二月 |
| 大垣市 宮上 美濃留 |
| 萌え出づる命さまざま風光る |
| 不破郡垂井町 宮代 一草 |
| 野の匂ひ山の匂ひや水温む |
| 大垣市 村田 通夫子 |
| 老桜に洞あり今朝の二三輪 |
| 大垣市 臼井 秀子 |
| 躾糸抜けば卆業袴かな |
| 大垣市 秋山 くに子 |
| 身半分せり出したるや春大根 |
| 大垣市 鶴田 信子泉 |
| 寂庵はお留守のもやう竹の秋 |
| 奈良県奈良市 やまとなでしこ |
| 幹を撫で仰ぐ大樹の桜かな |
| 岐阜市 堀 正子 |
| 毛糸編む指の古傷わずらわし |
| 不破郡垂井町 大羽 志津子 |
| 強東風や寺の廊下の黒びかり |
| 安八郡輪之内町 野村 照子 |
| 浮き立ちて今日は派手目の花衣 |
| 大垣市 新町 恵子 |
| 老僧の経ろうろうや春彼岸 |
| 大垣市 澤井 国造 |
| 一服の茶に心解け霜の朝 |
| 大垣市 大杉 すみゑ |
| 庭石に仏の宿る花明り |
| 神奈川県川崎市 佐藤 廣枝 |
| 麗かや単身赴任の荷を片す |
| 安八郡安八町 牧村 うらら |
| 涅槃西風いつしか考の読経癖 |
| 岐阜市 堀江 美州 |
| 選者吟 |
| なめらかにすべりゆく船瀬戸内の春 |
| 永山 |
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