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仕事の風景ややりがい

「清掃・お茶準備」のお仕事

 大垣市のシルバー人材センター会員としていきいきと働く皆様のお仕事から、今回は「清掃・お茶準備」のお仕事をご紹介いたします。

 今回は、M電機 垂井工場でお仕事で請け負う三島さんにお話をお聞きしました。



 「清掃・お茶準備」は名前の通り、工場内の食堂・トイレ・フロアーその他の清掃及び従業員の方々に飲んでいただくお茶作りを行うお仕事。
シルバー人材センターの会員として働き始めて12年になるというベテランの三島さんは、これまで家事支援や介助など様々なお仕事を経て、現在はこのM電機 垂井工場で週に3日、9時30分〜15時45分に清掃・お茶準備のお仕事を行っています。

 朝出勤するとすぐ、従業員の方々のお茶作りを開始。お茶は従業員の動きに合わせて午前の休憩用・昼食用・午後の休憩用に1日3回作るといい、人数も多いので量もたくさん。
お茶を作り終え、従業員の午前の休憩時間になると三島さんもお茶のお世話へ。休憩時間が終わると、食堂を片付けて清掃。11時までに所定の清掃も終え、すぐに昼食の準備とお茶作りをはじめます。
そして昼食の時間が来ると、30人前後の従業員が一気に食事に訪れ、三島さんもそのお世話へ。従業員の食事が終わると、ようやく三島さんのお昼の休憩時間がやってきます。
ご自分の食事休憩が終わると、ふたたび食堂・トイレ・階段やその他の清掃へ。そして従業員の午後の休憩のために、3度めのお茶作りにかかります。

 従業員の動きに合わせて、時間ごとに作業が決まっているこのお仕事。時間時間で忙しなく対応しているうちに「気が付いたら時間が経っている」と三島さん。時間に合わせ、手早く要領よく対応する力が必要になる仕事場です。

 平均30人の従業員が食事する食堂は広く、テーブルも多数。清掃にも時間がかかりそうな印象を受けます。
作らなくてはならないお茶の量も多く、1人で全てをこなすのはご苦労があるのでは… と尋ねると、「もともとこういう仕事が嫌いではないから、苦には思わない」と。又「従業員の皆さんの時間は決まっていて、こちらもそれに合わせた動きをしなくてはいけない。その意味で神経を使う面はあるが、慣れてしまうと勝手に体が動く」と三島さんは笑顔。
とにかく体を動かして仕事をすることが好きで、お話好きで快活な方。若い方が多いというこの工場で、従業員の皆さんからも慕われているといいます。。
初めはなかなか挨拶をしずらそうにしていた若い従業員も、こちらから毎日挨拶を繰り返すことによって今では向こうから自然に挨拶をしてくれるようになったとのこと。
「休憩や食事のときには、ごちそうさま!ありがとう!と声をかけていただける。お菓子をこっそり頂くこともある。そういった触れあいのたびに疲れもふっとぶ」と明るくやりがいを話してくださいました。

 新たにこのお仕事を始めたいと考えている人に向けてのアドバイスを伺うと、三島さんは「ただ仕事をやっているだけではダメ。元気よく働こう!という気持ちが大切」と教えてくださいました。そして元気よく働くためには「自分から溶けこんで行こうとする心」がまず大事なのだと、明るく語ります。
「自分は楽しんで働かせてもらっている。そうじゃないと続かない」とそして、シルバー人材センターの会員という立場についても、「仕事を与えていただけるということにとても感謝している。元気な内はずっと働きたいと思っている」とニッコリ。生き生きとしたパワーにあふれていました。

 楽しみながらの社会参加・地域貢献は、わたしたちに大きな生きがいを与えてくれます。そこで生まれるやりがい、そしてコミュニケーションによってさらなる喜びを味わうことができます。

 新たなやりがいや生きがいを得たい皆さん、そしていつまでも生き生きと現役でいたい皆さん、「大垣地域シルバー人材センターの会員」として活躍しませんか?シルバー人材センターは、“あなたのこれから”を応援します!

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