投句総数　1,708句・一般投句数　464句・小中学生投句数　1,244句

特選

秋空が飛行機雲で真っ二つ

大垣市　　増田郁人(小五)

ひがん花電車が通るとおどりだす

大垣市　　山本翔太(小六)

仲直り見上げた空はいわし雲

大垣市　　近藤朱莉(小六)

秀逸

はじけてるみんなの笑顔はソーダ水

大垣市　　前刀穂香(小六)

オニやんましかられたぼくをにらんでる

大垣市　　吉田昇竜(小六)

ダンゴムシふかふかベットだ落ちばの葉

大垣市　　那須春仁(小三)

秋空にひびくぼくらの応えん歌

大垣市　　神谷鴻輝(小六)

すすきはねかぜにゆられてなみになる

大垣市　　くぜみう(小二)

入選

渡り鳥季節を知らせに飛んで来る

大垣市　　安田妃李(小六)

伊吹山雲ひとつない秋の空

大垣市　　山下葵(中一)

もり上がるおうえんがっせん声からす

大垣市　　川瀬優菜(小四)

オレンジに染まっていくよかきの実が

大垣市　　多田恵利沙(小六)

ほっぺたにちょっぴり冷たい秋の風

大垣市　　松原理沙(小六)

コスモスが空を見上げてせい比べ

大垣市　　山本萌那(小五)

困ってる帽子を無くしたどんぐりさん

大垣市　　廣瀬奈々香(小五)

この秋はせいりゅう国体もりあがる

大垣市　　伊藤誠章(小三)

ていぼうにまっかにもえるひがんばな

大垣市　　香田瑠美奈(小三)

赤とんぼ夕日の中に消えてゆく

大垣市　　柴田篤弥(小六)

野原にはとのさまバッタがぴょんぴょこぴょん

大垣市　　豊田礼麻(小二)

キンモクセイにおいで分かる祖母の家

大垣市　　吉田三城(小六)

とげとげのふくをかぶったあまいくり

大垣市　　若杉茉桜(小二)

さつまいもやいてたべたらほっかほか

大垣市　　高はしせいら(小二)

選者吟

コスモスの影崩しゆく木舟かな

幹郎