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十六万市民投句 作品
◆ 平成25年12月度 一般の部

投句総数 2,422句・一般投句数 646句・小中学生投句数 1,776句
選者 :長野 美代子
特選
幾度も寝返る栗毛今年藁
愛知県豊田市  城山 憲三
暗闇にキンと鋭く冬の月
瑞穂市  村瀬 愛実
冬薔薇孤独の中に咲きにけり
大垣市  小林 真帆
秀逸
太陽を吸ひ込み太る布団かな
大垣市  藤井 美奈子
冬の青空一点の傷もなし
大垣市  高田 雅章
打たせ湯を時折みだす秋の風
大垣市  近藤 豊子
枯芦に雀百羽の揺れ残す
大垣市  川瀬 スマ子
芋販ぐにはかづくりの芋水車
大垣市  野村 多佳子
伊吹嶺の風よくとほる豆の稲架
大垣市  佐藤 すみ子
小夜しぐれガス灯くもる句碑の径
大垣市  中山 あや子
柿赤し里は夕陽に燃えてをり
大垣市  高木 治子
古戦場山より低き冬の虹
大垣市  傍島 豊子
深秋の包み込みたる峡の村
愛知県岡崎市  鈴木 正紘
入選
綴れ落つ雑木林の木の葉雨
大垣市  伊藤 鈴子
磨崖仏仰げば木の実落ちる落ちる
大垣市  坪井 克枝
藪下にまろぶ石臼冬ざるる
大垣市  臼井 秀子
古里の祠寂れし神の留守
大垣市  横井 明克
足もとで戯る子猫草もみじ
不破郡垂井町  傍島 法苑
朝もやのあがりて鴨の十羽ほど
大垣市  岡田 あや子
山裾へ刈田のつづく国分寺
大垣市  三宅 ヒサヱ
行き先も決めず外に出る小春かな
大垣市  下村 常子
燃え尽きて枝を離るる紅葉かな
岐阜市  湊口 順子
冬ざるる湯の向うから瀬音来る
大垣市  河合 秋信
谷間の湯ゆっくりひたり雪見酒
大垣市  栗田 基弘
次を待つホームにつのる寒さかな
安八郡神戸町  高橋 日出美
名刹の鴟尾の光や小六月
大垣市  鶴田 信子
先人の往く路知りて観る紅葉
愛知県一宮市  鷹巣 理子
オレンジの色あざやかに吊し柿
大垣市  土屋 敏子
ふと気づく見慣した景色秋の風
大垣市  屋敷 さえ
御嶽の峰くつきりと霜日和
大垣市  久保田 悟義
樽の蓋割られ戴く今年酒
大垣市  小林 啓二
新酒酌む一合枡の木の香り
兵庫県神戸市  岸下 庄二
セーターの編み目数えて伏せる床
養老郡養老町  鈴木 颯太
選者吟
鳥獣しづかになりて冬北斗
美代子

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