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◆ 平成30年1月度 一般の部
投句総数 3,531句・一般投句数 451句・小中学生投句数 3,080句
選者 ：名和 永山
| 特選 |
| カレンダー反りの落ち着く松七日 |
| 大垣市 宮脇 和子 |
| 常夜鍋同じ話の繰り返し |
| 大垣市 吉田 てるみ |
| 閂をせし無住寺の寒椿 |
| 三重県 四日市市後藤 允孝 |
| 秀逸 |
| 雪吊りの一本毎の気概かな |
| 養老郡養老町 田中 秀草 |
| 熱燗や涙する日も笑ふ日も |
| 養老郡養老町 田中 紫香 |
| 靴下に右ひだりなし寒の入り |
| 東京都世田谷区 関戸 信治 |
| 湯豆腐に病癒されゆく予感 |
| 岐阜市 花川 和久 |
| 兄弟とわかる揃ひの冬帽子 |
| 揖斐郡池田町 木塚 しょう |
| 折り返し出来ぬ人生冬至粥 |
| 大垣市 鶴田 信子 |
| 凍てし日は明日への序奏根は眠る |
| 羽島郡笠松町 易田 喜芳子 |
| 冬燈村にひとつのカフェテラス |
| 大垣市 佐藤 すみ子 |
| お降りの一滴神馬の眸を伝ふ |
| 大垣市 新町 恵子 |
| 張替えて明り奥まで白障子 |
| 大垣市 高石 政明 |
| 入選 |
| 横笛の張りさける音や寒ざらい |
| 静岡県静岡市 見城 正暢 |
| うすき和紙ほの裏返る冬至の日 |
| 瑞穂市 伊藤 恵水 |
| 受く破魔矢笑顔慎まし緋の? |
| 安八郡神戸町 早津 郁男 |
| 湯豆腐の動き出したる音掬ふ |
| 大垣市 日比野 友子 |
| 寝返りの出来て嬰の手日向ぼこ |
| 大垣市 佐竹 余史美 |
| 障子越し内緒話の影動く |
| 大垣市 早崎 美弥子 |
| 言い訳を懺悔に変えし除夜の鐘 |
| 大垣市 ケセラ・セラ |
| 毛糸編む手の皺深き子守歌 |
| 大垣市 松岡 みつ |
| 側溝に風のいふまま落葉塚 |
| 大垣市 平野 きぬよ |
| 冬夕焼西連山の黒屏風 |
| 羽島市 伊藤 みさの |
| 熱燗や友には本音つきぬ夜 |
| 大垣市 平野 ヒサヱ |
| 流氷の吼え軋む声われを呼ぶ |
| 養老郡養老町 山田 順子 |
| 鉛筆のかする音のみ夜の雪 |
| 岐阜市 島 めぐみ |
| ピエタ像聖夜の賑わひを知らず |
| 岐阜市 小湊 順子 |
| 夫婦箸土の匂へる薺粥 |
| 岐阜市 伊藤 瑞実 |
| 山里の日暮は早き吊し柿 |
| 安八郡神戸町 澤﨑 和子 |
| 日当りにふくら雀の五羽六羽 |
| 大垣市 伊藤 有紀 |
| 三日果つ二人となりて日はやさし |
| 大垣市 吉田 てるみ |
| 席ゆずる少女の動き寒ぬくし |
| 大垣市 多和田 一徳 |
| 初日射す絵馬鈴生りの天神社 |
| 愛知県名古屋市 岩田 遊泉 |
| 選者吟 |
| 靴箱の隅に春待つ万歩計 |
| 永山 |
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