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◆ 平成30年2月度 一般の部
投句総数 3,110句・一般投句数 455句・小中学生投句数 2,655句
選者 :長野 美代子
| 特選 |
| 数え日や空飛べさうな箒買ふ |
| 東京都世田谷区 関戸 信治 |
| 初釜の湯気や奇瑞の白さかな |
| 不破郡垂井町 川瀬 慶泉 |
| 歪みたる白磁の壺の中の冬 |
| 長野県下伊那郡 長沼 まさし |
| 秀逸 |
| 陣とりの合戦もせず鴨の群 |
| 福井県敦賀市 山田 美千代 |
| 一握の米に寄り来る寒雀 |
| 不破郡垂井町 西田 厚堂 |
| 長火鉢月日の重さ灰の色 |
| 不破郡垂井町 大羽 志津子 |
| 鉢底の穴を割らむと草青む |
| 安八郡輪之内町 野村 照子 |
| 家中の邪気叩き出す節分会 |
| 大垣市 宮脇 和子 |
| 落ちた影凍ててしまいぬ石畳 |
| 神奈川県川崎市 佐藤 廣枝 |
| 村芝居おっとどっこい生き残り |
| 三重県津市 村山 好昭 |
| 新年がまた来たそれはそれでよし |
| 埼玉県三郷市 藤本 和佑 |
| とりあえず御慶述べあう夫婦かな |
| 大垣市 平野 ヒサヱ |
| 一とせを悔いず誇らず除夜の燭 |
| 岐阜市 堀江 美州 |
| 入選 |
| 蘭斎の手擦れの語帳星冴ゆる |
| 養老郡養老町 田中 紫香 |
| 紅梅や曲芸のごと舞ふ小鳥 |
| 愛知県名古屋市 小松 とみゑ |
| 凍て月の影ながくして急く家路 |
| 大垣市 安田 悦子 |
| 節くれの指に筆もつ初硯 |
| 大垣市 大角 信華 |
| 秋入日影絵となりぬ裏伊吹 |
| 大垣市 島岡 嘉明 |
| 蔀開け山の寒風入る社殿 |
| 大垣市 小林 研 |
| 息吹いて折鶴立たす春炬燵 |
| 大垣市 棚橋 みさを |
| 水鳥の濠に集ひて日矢の的 |
| 不破郡垂井町 久保田 紘義 |
| 寒九の灯そっと置かれる伊勢みやげ |
| 大垣市 秋山 くに子 |
| 息白し犬もいやがる夜散歩 |
| 大垣市 赤塚 つねみ |
| 月欠けてお地蔵さんの花凍り |
| 京都府宇治市 中村 広美 |
| 老僧の法話佳境に冬障子 |
| 不破郡垂井町 竹嶋 富美子 |
| 落人の住む里寂と冬の庵 |
| 大垣市 岡田 あや子 |
| 舐められて舐めてや日向ぼこの猫 |
| 大垣市 早崎 美弥子 |
| 毛先まで凍てつく夜の露天風呂 |
| 岐阜市 高羽 碧風 |
| 踏み入れば飛び立つ鴨の声と影 |
| 大垣市 高田 雅章 |
| 参道を照らす電飾三の酉 |
| 東京都国分寺 桜井 久栄 |
| 風凍つる外堀沿ひの芭蕉句碑 |
| 愛知県東海市 小倉 幹弘 |
| 吹きさらし凍鶴のことバスを待つ |
| 大阪府大阪市 平田 和子 |
| 行間に心ほぐるる年賀状 |
| 愛知県岡崎市 鈴木 正紘 |
| 選者吟 |
| 探梅や未だ日の淡く風の道 |
| 美代子 |
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