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◆ 令和元年11月度 一般の部
投句総数 3,552句・一般投句数 484句・小中学生投句数 3,068句
選者 :田中 青志
特選 |
秋天に貼りつけて干すユニホーム |
静岡県藤枝市 山本 紫苑 |
御手洗の五円拾円水の秋 |
大垣市 宮脇 和子 |
銀杏散るマラソンが過ぎ風が過ぎ |
安八郡神戸町 森 瑞穂 |
秀逸 |
担ぐ子のいない神輿や秋祭り |
愛知県碧南市 古井 恵 |
夕鵙や明日も使ふ鍬洗ふ |
大垣市 村田 通夫 |
星月夜もの言はず出る映画館 |
大垣市 吉田 てるみ |
赤子の手母を抱きて冬ぬくし |
福井県敦賀市 山田 美千代 |
落葉掃く今日も一日はじまりぬ |
大垣市 杉山 はるみ |
七五三遠き我子を思い出す |
本巣郡北方町 三輪 幸惠 |
全うせし骨の白さよ昼の虫 |
大垣市 小林 研 |
黄昏れて風が風押す芒原 |
大垣市 大杉 すみゑ |
秋高し雲一つなき美濃平野 |
安八郡神戸町 高橋 日出美 |
離陸待つ機窓に映える秋夕焼 |
大阪府東大阪市 森 佳月 |
入選 |
小春日のやうなかな文字八一歌碑 |
奈良県奈良市 やまとなでしこ |
夕紅葉色の音叉の中にをり |
東京都世田谷区 関戸 信治 |
温暖化一週遅れの金木犀 |
京都府宇治市 椎原 園美 |
灯火親し子の遺したる辞典引く |
大垣市 村田 通夫 |
影が先ず寺門を出る暮の秋 |
大垣市 鶴田 信子 |
街道の褪せし道標実南天 |
大垣市 高田 雅章 |
鷹渡る湖のひかりをひきながら |
大垣市 臼井 秀子 |
煮大根ひよいと返して両手鍋 |
大垣市 佐藤 すみ子 |
墳丘の円筒埴輪秋夕焼 |
大垣市 久保田 悟義 |
柿撓わ?ぐ人も無く過疎の村 |
不破郡垂井町 富田 実郎 |
ふるさとはいつもとおなじ鰯雲 |
大垣市 早笘 千恵子 |
てんとう虫指先まで行きとびたてり |
大垣市 吉田 しず子 |
夕陽受く湖畔の寺の大銀杏 |
養老郡養老町 田中 秀草 |
作業着を洗ふ勤労感謝の日 |
兵庫県神戸市 岸下 庄二 |
草叢を高くは飛ばす秋の蝶 |
三重県四日市市 後藤 允孝 |
大根抜く穴に差し込む夕日かな |
大垣市 橋 柳邦 |
コスモスが倒れたままで咲いている |
福岡県田川郡 成松 義紀 |
芒原抜けて煌めく琵琶湖かな |
京都府京都市 石田 吉之助 |
メンタンピンリーチ一発夜長し |
三重県四日市市 藤田 勝民 |
鳰の笛残して湖の広さかな |
大阪府堺市 椋本 望生 |
選者吟 |
呆然と見上げて木の葉しぐれかな |
青志 |
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