投句総数　1,271句・一般投句数　473句・小中学生投句数　798句

特選

道ばたにとけずに残った黒い雪

大垣市　　橋本和哉(小六)

雪の道歩いてみればカチンコチン

大垣市　　山田こうき(小三)

雪合戦みんな本気でぶつけ合う

大垣市　　浜崎世理佳(小六)

秀逸

寒いけど元気にさけぶ行ってきます

大垣市　　中島あすか(小三)

雪白くわたしの息もまっ白だ

大垣市　　山浦志恩(小三)

ポタポタとのびてきょうそうつららたち

大垣市　　岩佐真弥(小六)

ブレーキをうまくかけれぬそりすべり

大垣市　　横山真菜(小四)

スキー場車につららができていた

大垣市　　岩田真歩(小五)

入選

まっ白な雪が雲から旅に出る

大垣市　　内田千結(小三)

せつぶんで豆まきあとは大そうじ

大垣市　　工藤まい(小三)

豆まきですむとこないなおにの家

大垣市　　中村薫(小三)

つららたち自然が作ったクリスタル

大垣市　　岡野萌衣(小六)

朝起きて二度ねをさそうこたつ内

大垣市　　鹿島咲天子(小六)

雪がふる羽のようにひらひらと

大垣市　　河瀬彩七(小六)

二重とび寒さふきとび新記録

大垣市　　渓由美子(小六)

ある朝に外へと出ればしもばしら

大垣市　　永墓大輔(小六)

寒さには絶対負けない大なわだ

大垣市　　森見峻大(小六)

かんすずめものほしざおでひと休み

大垣市　　海野晃成(小二)

焼いもをふたつにわると湯気ひとつ

大垣市　　説田紘子(小五)

雪が降り足をふるわせ勉強す

大垣市　　森本衣美(中二)

選者吟

春の深雪よ一本の黒き道

美代子