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十六万市民投句 作品
◆ 平成26年8月度 一般の部

投句総数 1,227句・一般投句数 773句・小中学生投句数 454句
選者 :田中 青志
特選
生涯を浮いて沈んで金魚かな
大垣市  永井 田鶴子
水あそび犬も初めてびしょぬれに
大垣市  金森 和代
あさがほややさしき朝の風と居て
安八郡輪之内町  野村 照子
秀逸
青田風ほかに自慢のなき故郷
東京都世田谷区  関戸 信治
汗のシャツ脱ぐ子脱がす子子沢山
大垣市  早崎 美弥子
涼しかり鯉の触れ合ふ朝の庭
大垣市  坪井 克枝
夕刊のコトリと落ちて小暑かな
大垣市  臼井 秀子
二人ゐて言葉は要らず遠花火
大垣市  中山 あや子
飛石のほどよき歩幅苔の花
大垣市  日比 野友子
洗濯物乾く頃なり昼寝覚
愛知県岡崎市  鈴木 正紘
夏草の生きる力をもらいけり
滋賀県甲賀市  甲賀 忍者
雷光や闇夜に雲の形見ゆ
大垣市  森田 孝一
病室の小さき父や蝉時雨
大垣市  片山 洋紅
朝顔の花をかぞへて子等のゆく
大垣市  三輪 葉加
入選
夏祓留守の家族の名も書いて
不破郡垂井町  児玉 昌己
片陰や水の匂へる城下町
愛知県名古屋市  小松 とみゑ
向日葵に父の背中を思い出す
大垣市  馬場 涼
妹の星がきらめく天の川
大垣市  川瀬 喜梅古
相席も一会のえにしかき氷
大垣市  森川きよ子
柿若葉一つの姓となる二人
福井県福井市  三ツ山 ひろし
ひぐらしの声と交はる下駄の音
大垣市  高田 雅章
初あらし真直ぐ立って田のまもり
大垣市  多賀 英華
転寝を一喝したるはたた神
不破郡垂井町  江崎 真一
病室の窓に映りし遠花火
大垣市  傍島 隆
蠍座の一入赤き夏の夜
愛知県尾張旭市  古賀 勇理央
夕焼の中へ去りゆく縄電車
愛知県尾張旭市  古賀 勇理央
萬緑の波北岳を押し上ぐる
大垣市  大西 誠一
鍵かけぬ村の暮らしや蝉時雨
大垣市  鶴田 信子
青嵐まばゆいほどの光かな
熊本県熊本市  杉本 紫子
鷺草や大空見上げ咲いてをり
大垣市  川瀬 芙沙子
浴衣着てはしゃいだ子らも夢の中
大垣市  伊藤 厚子
初めての淡い口紅夏椿
大垣市  樋口 夏蚕
身の丈の幸せ願うユリの花
大垣市  大角 信子
蓮の花見え隠れして田舟行く
大垣市  伊藤 明美
選者吟
雲の峰経由してゐる観覧車
青志

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