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◆ 平成26年11月度 一般の部
投句総数 2,848句・一般投句数 698句・小中学生投句数 2,150句
選者 :大橋 庄一郎
| 特選 |
| 栗ごはん具の無きところ母の椀 |
| 不破郡垂井町 富田 実郎 |
| 蓮の実の飛んであわてる魚の影 |
| 大垣市 田中 雅子 |
| 七五三小さき紳士父似なり |
| 大垣市 棚橋 昭子 |
| 秀逸 |
| 献花せし手の菊の香や蛤塚忌 |
| 愛知県岡崎市 都筑 典子 |
| 書に倦みてしばし傾聴虫のこゑ |
| 愛知県尾張旭市 古賀 勇理央 |
| 対エボラ銃なき大戦秋の陣 |
| 大垣市 浅野 亨 |
| 活字みな睡眠剤よ夜半の秋 |
| 養老郡養老町 田中 秀子 |
| 柿むきて差し出す老婆の笑みやさし |
| 大垣市 大橋 しげ子 |
| 祭り膳母の得意な菊なます |
| 大垣市 安田 むつこ |
| たわわなる隣家の誇る次郎柿 |
| 大垣市 吉田 てるみ |
| 天高し強き少女は世を変える |
| 大垣市 安福 けい子 |
| 東京の孫子案じて盆の月 |
| 長野県下伊那郡 長沼 まさし |
| マスクして目もと美人となりにけり |
| 大垣市 鈴木 美江子 |
| 入選 |
| 無住寺や拾ふ人なき木の実落つ |
| 大垣市 鶴田 信子 |
| 一村のどの軒下も柿すだれ |
| 安八郡神戸町 高橋 日出美 |
| 凩に竹百幹のさざめきぬ |
| 養老郡養老町 田中 紫香 |
| 満月に母を誘いし車椅子 |
| 不破郡垂井町 桐山 芳和 |
| 紅葉に負けぬ夕空あかね色 |
| 大垣市 杉崎 郁子 |
| 熟れ柿に祖母なつかしや弔い上げ日 |
| 大垣市 時田 さがみ |
| 前を向け伊吹颪もなんのその |
| 大垣市 木村 一句 |
| テスト終え不安の中で飲む熱燗 |
| 高知県須崎市 野中 泰佑 |
| 秋空にクレーン止まり昼ご飯 |
| 福岡県田川郡 成松 義紀 |
| 足長の影連れ立ちて冬の朝 |
| 滋賀県甲賀市 甲賀忍者 |
| はせを像以外と美男初もみぢ |
| 石川県白山市 瀬川 惠 |
| 夕月やうつとりながめ手を合す |
| 大垣市 桐山 敏子 |
| 柿みのり鳥の客ふえ食される |
| 大垣市 金森 和代 |
| 嬉しいな栗ごはん届くとなりから |
| 大垣市 竹中 昌子 |
| 音もなく静かなる池月うつす |
| 大垣市 竹中 昌子 |
| 子ら走る銀杏落葉を蹴散らして |
| 養老郡養老町 高木 美保 |
| アパートの小さき空地小菊咲く |
| 大垣市 棚橋 昭子 |
| 足裏にきしむ板の間秋しぐれ |
| 不破郡垂井町 竹嶋 富美子 |
| 過疎の村芒穂凛と立ち並ぶ |
| 大垣市 高石 政明 |
| 新藁と日向の匂ひ里の日々 |
| 広島県福山市 熊丸 幸橋 |
| 選者吟 |
| 声のしてもう一人ゐし松手入れ |
| 庄一郎 |
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