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十六万市民投句 作品
◆ 平成28年8月度 一般の部

投句総数 2,928句・一般投句数 605句・小中学生投句数 2,323句
選者 :大橋 庄一郎
特選
風涼し曲輪の水の豊かなり
愛知県岡崎市  鈴木 明美
篝火に映ゆる河畔の薪能
安八郡神戸町  早津 郁男
七十年平和のつづく葉月くる
大垣市  秋山 くに子
秀逸
文月や女知事なる初名乗り
大垣市  川瀬 喜梅古
拷Aに水音絶えぬ城下町
大垣市  臼井 秀子
絵の具には無き色茄子の艶の彩
養老郡養老町  田中 紫香
鬼気迫る入道雲の仁王立ち
大垣市  二村 光生
梅雨空や診察券の厚さ増し
大垣市  吉田 てるみ
紫陽花や主居ぬ庭に凛と咲き
大垣市  北村 陽子
法螺貝の音こだまする山開き
大垣市  松永 勝二
夕立に軒がないかと廻り見る
大垣市  日々是頓
梅花藻の涼しい流れこころ澄み
滋賀県甲賀市  甲賀 忍者
大役を終へ大の字の大昼寝
愛知県岡崎市  鈴木 正紘
入選
バス停の小さき片蔭譲りあふ
大垣市  末守 節子
谷水に手を浸しをり夏惜しむ
安八郡輪之内町  野村 照子
走り根につまづきさうな大拷A
大垣市  野村 多佳子
軽トラの窓から足を三尺寝
大垣市  森川 きよ子
路地トマト早起き負けて鳥食し
京都府宇治市  上野 忠夫
笑み溢れ夏の地を駆け児童たち
北海道札幌市  元山 忠弘
焼鮎のスパッと骨抜け丸かぶり
大垣市  佐竹 余史美
せみ時雨親子で巡るむすびの地
愛知県岡崎市  成田 てる子
老妻の小言正論梅雨晴間
愛知県名古屋市  加島 故雪
万歩計気になる歩数炎暑なか
不破郡垂井町  木 紫雲
正眼の筋骨隆々土用稽古
不破郡垂井町  富田 実郎
晩成を今なほ信じ夏期講座
大垣市  棚橋 みさを
雨止んでたちまち降れり蝉時雨
愛知県岡崎市  大岡 世津子
会いてより膨らむ話白日傘
福井県福井市  三ツ山 ひろし
惜しげなく素足並べた足湯かな
不破郡垂井町  田中 不二夫
密教の護摩供の炎夏旺ん
不破郡垂井町  江ア 真一
新緑はひと雨事に深くなり
海津市  水谷 勲一
夕焼や入念に研ぐ明日の鎌
安八郡神戸町  高橋 泰
ふるさとは遠くなりけり盆の月
安八郡神戸町  高橋 日出美
かけ合ひのいなせなるかや朝顔市  
愛知県豊田市  城山 憲三
選者吟
座つても立つても居場所無き残暑
庄一郎

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