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◆ 平成29年2月度 一般の部
投句総数 1,991句・一般投句数 533句・小中学生投句数 1,458句
選者 :名和 永山
| 特選 |
| 背ナさする手の温もりや卵粥 |
| 大垣市 松岡 みつ |
| 伊勢海老の髭のはみ出し祝膳 |
| 養老郡養老町 田中 秀子 |
| やはらかし山水掬ひ初茜 |
| 大垣市 三輪 千芽 |
| 秀逸 |
| 幸せは高きにあらず福寿草 |
| 養老郡養老町 田中 紫香 |
| 幾重にも絵馬の掛かりて初御空 |
| 福井県敦賀市 山田 美千代 |
| 百年の鯉冬光をひと飲みす |
| 大垣市 酒井 安彦 |
| 湯婆に湯そそぎて慣れり一人床 |
| 海津市 横井 美圭 |
| 重詰めも客も片付き凪の空 |
| 大垣市 小林 千代 |
| 氷柱肥ゆ山の難事の長引いて |
| 岐阜市 堀江 美州 |
| 初髪を崩し明日よりナース帽 |
| 愛知県額田郡 平松 京師 |
| 人日や診察券の溢れたり |
| 大垣市 傍島 豊子 |
| 春泥や真新し靴土まだら |
| 大垣市 在間 e子 |
| 入選 |
| 老いてなほ興味津々返り花 |
| 愛知県弥富市 佐藤 尚美 |
| 弓絞る間合に満つる淑気かな |
| 養老郡養老町 田中 紫香 |
| 下仁田の葱の太さや日の急ける |
| 岐阜市 富永 萬里 |
| いろいろな形の不幸虎落笛 |
| 大垣市 宮上 美濃留 |
| 初電話独居の友の長話 |
| 大垣市 佐竹 余史美 |
| 初鶏や味噌とく箸が止まりけり |
| 大垣市 岩田 唯志 |
| 退院の車窓より入る冬夕焼 |
| 大垣市 平野 きぬよ |
| 庇髪ふれ住吉の寒桜 |
| 三重県桑名市 森 美音 |
| 初暦かけて病室はなやげり |
| 不破郡垂井町 中嶋 笑子 |
| 梅の香や受話器の余韻そっと置く |
| 東京都世田谷区 関戸 信治 |
| 節分の男氣勢の川渡る |
| 大垣市 川瀬 喜梅古 |
| 裂帛の面へ一激寒稽古 |
| 大垣市 伊藤 有紀 |
| 福豆に追はれ宿無し鬼は外 |
| 大垣市 多和田 一徳 |
| ゆたかなる堰の水音花こぶし |
| 安八郡神戸町 澤ア 和子 |
| 七草の名はとぎれがち粥仕上ぐ |
| 不破郡垂井町 清水 るり |
| 夕陽さす障子の透ける奥座敷 |
| 大垣市 松岡 みつ |
| 美容師の細き指先冬すみれ |
| 岐阜市 小湊 順子 |
| 春立つやふいにスキップしたくなり |
| 福井県敦賀市 山田 美千代 |
| 散る時も色を重ねて冬もみぢ |
| 大垣市 片山 洋紅 |
| 重詰の一角に盛る己が幸 |
| 岐阜市 堀江 美州 |
| 選者吟 |
| 踏まば罪踏まねば罪の踏絵かな |
| 永山 |
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