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◆ 平成29年12月度 一般の部
投句総数 2,542句・一般投句数 721句・小中学生投句数 1,821句
選者 :田中 青志
| 特選 |
| 山茶花のはげましあって咲きにけり |
| 長野県下伊那郡 長沼 まさし |
| 暮れ早し車窓のびわ湖眠りけり |
| 大垣市 米川 弘子 |
| 折れるだけ折れて枯蓮身を正す |
| 福井県敦賀市 山田 美千代 |
| 秀逸 |
| 冬薔薇や硬き木椅子の礼拝堂 |
| 愛知県名古屋市 舘野 茂子 |
| いさかいの理は妻にあり文化の日 |
| 東京都世田谷区 関戸 信治 |
| 松手入座敷明るくなりにけり |
| 大垣市 樋口 絹子 |
| 棟梁が先ず立ち上る焚火の輪 |
| 不破郡垂井町 富田 実郎 |
| 手の窪に貰う木の実や下校の子 |
| 大垣市 鶴田 信子 |
| 行く秋のヨットハーバー波静か |
| 揖斐郡大野町 藤田 涼子 |
| 身繕ふ初冠雪の伊吹山 |
| 大垣市 田口 貞善 |
| 冬の蝶誰もすべらぬすべり台 |
| 大垣市 佐藤 すみ子 |
| 御手洗の水音ばかり神の留守 |
| 安八郡神戸町 高橋 日出美 |
| 水底に彩を重ねて散紅葉 |
| 三重県三重郡 小森 照美 |
| 入選 |
| 何色の表紙にしよか日記買う |
| 大垣市 佐竹 露子 |
| またあした別れの握手爽やかに |
| 大垣市 桐山 敏子 |
| 残照の薄に埋まる古戦場 |
| 大垣市 平野 ヒサヱ |
| 一文字に迷ふ句作や秋桜 |
| 揖斐郡池田町 木塚 しょう |
| 朝寒や兵役のなき世を生きる |
| 不破郡垂井町 中嶋 笑子 |
| コンバイン藁の匂いや鰯雲 |
| 養老郡養老町 山田 順子 |
| 神の留守余生を祈る村の宮 |
| 大垣市 伊藤 琴晶 |
| 囲まれて生きる悦び十三夜 |
| 大垣市 小林 研 |
| ドアノブに休診の札神の留守 |
| 千葉県印旛郡 寺嶋 和江 |
| 村と村つなぐ掛橋冬の虹 |
| 大垣市 中山 あや子 |
| 葱白く幼馴染みの走り書 |
| 大垣市 秋山 くに子 |
| 待つ人のなき故郷や寒昴 |
| 大垣市 森川 きよ子 |
| 山茶花の散りて静かな石畳 |
| 不破郡垂井町 川瀬 慶泉 |
| 古里の匂いなつかし刈田道 |
| 大垣市 野原 冨美 |
| 本を読む紙のすれ合う夜長かな |
| 大垣市 松岡 みつ |
| 柿ひとつ枝に残して友の逝く |
| 大垣市 佐久間 敏雄 |
| 石蕗の花咲きて裏木戸明るうす |
| 大垣市 新町 恵子 |
| 小春日やほんのり温き木のベンチ |
| 三重県三重郡 進士 順子 |
| 数へ日の柱時計の螺子を巻く |
| 兵庫県神戸市 紫 桔梗 |
| 水切の小石飛び跳ぬ冬日和 |
| 愛知県岡崎市 鈴木 正紘 |
| 選者吟 |
| まだ生きる色を残して冬の菊 |
| 青志 |
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