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◆ 平成30年9月度 一般の部
投句総数 2,423句・一般投句数 610句・小中学生投句数 1,813句
選者 :度会 さち子
| 特選 |
| 秋夕焼影と走りし球児たち |
| 大垣市 神野 武彦 |
| 妻でなく母でもなくてサングラス |
| 大垣市 片山 洋紅 |
| 雨上がるけはひや合歓の花ゆれて |
| 多治見市 曲直瀬 弘子 |
| 秀逸 |
| 除幕まつ句碑のささやき秋の寺 |
| 養老郡養老町 田中 秀草 |
| 一山に供華の鬼灯明りかな |
| 福井県敦賀市 山田 美千代 |
| 竹春の日をちりばめし切通し |
| 大垣市 三輪 千芽 |
| 初版本曽良の字やさし秋じめり |
| 可児市 加藤 美代子 |
| きのふにはなき風のおと秋立ちぬ |
| 岐阜市 花川 和久 |
| 行水の小さき手より虹うまれ |
| 京都府宇治市 椎原 園美 |
| 棕櫚の葉のときをり鳴って夏の星 |
| 安八郡神戸町 後藤 和朗 |
| 花野より向かう花野へ渡し舟 |
| 大垣市 田中 雅子 |
| 灯ともして田植終りし村静か |
| 安八郡神戸町 高橋 日出美 |
| 山が生み山に消え去る秋の紅 |
| 京都府京都市 石田 一美 |
| 入選 |
| 青空の深き傷痕原爆忌 |
| 養老郡養老町 田中 紫香 |
| 踊り下駄鳴らすピアスの美青年 |
| 大垣市 大杉 すみゑ |
| 盆の風夜の座敷は広々と |
| 大垣市 多賀 英華 |
| 稲妻や垂直線に空気割く |
| 海津市 横井 美圭 |
| 百日紅古刹に父母の寄進札 |
| 不破郡垂井町 児玉 信子 |
| 芭蕉の句空らんじて知る秋の旅 |
| 多治見市 窪田 甫子 |
| 甲子園夢の高さに雲の峰 |
| 岐阜市 花川 和久 |
| ビー玉を覗いてみれば野分雲 |
| 各務原市 中里 香苗 |
| 遣り水に口開けてくる蜥蜴の子 |
| 安八郡神戸町 後藤 和朗 |
| 夕焼中少女の耳の染まりけり |
| 不破郡垂井町 北村 廣美 |
| 飛行機雲追うて八月十五日 |
| 愛知県岡崎市 千石 立子 |
| 向日葵は散ること知らず垂れてをり |
| 大垣市 多賀 照子 |
| 道標の梵字浮き立つ秋暑かな |
| 大垣市 森川 きよ子 |
| 紫陽花や共に気を抜く午後三時 |
| 大垣市 後藤 摩弓 |
| 定紋も虫喰ふてあり盆灯籠 |
| 不破郡垂井町 川瀬 慶泉 |
| 決心の揺らぐ隙なきいわし雲 |
| 鳥取県岩美郡 都忘れ |
| すれ違ひざまに涼しき京言葉 |
| 愛知県豊田市 城山 憲三 |
| 迎え火も送り火もまた我一人 |
| 福岡県田川郡 成松 義紀 |
| 残暑なほビルの谷間の風重し |
| 神奈川県横浜市 龍野 ひろし |
| 選者吟 |
| 葛匂ふ傀儡の村の橋をすぎ |
| さち子 |
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