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◆ 令和元年8月度 一般の部
投句総数 2,234句・一般投句数 526句・小中学生投句数 1,708句
選者 :大堀 武直
| 特選 |
| 夕涼みピン一本の束ね髪 |
| 千葉県印旛郡 寺嶋 和江 |
| 喜寿迎へ喜寿の矜恃や更衣 |
| 三重県四日市市 後藤 允孝 |
| 海面のぴくりともせぬ暑さかな |
| 神奈川県横浜市 龍野 ひろし |
| 秀逸 |
| 上野駅滲んで夏が遠ざかる |
| 大垣市 小林 研 |
| 日焼の子少しこげめのコツペパン |
| 大垣市 岡田 あや子 |
| ユニフォーム出番なきまま汗まみれ |
| 大垣市 早崎 美弥子 |
| 雲の峰いつか崩るる立話 |
| 大垣市 森川 きよ子 |
| 時の日や掠れし音の古時計 |
| 不破郡垂井町 富田 実郎 |
| 滴りの一滴ごとに苔光る |
| 東京都狛江市 椎野 一恵 |
| 自転車を下りて黙祷原爆忌 |
| 大垣市 村田 通夫 |
| ラジオ体操音軽やかに夏来る |
| 大垣市 橋 柳邦 |
| 雲の峰逆転満塁本塁打 |
| 三重県四日市市 藤田 勝民 |
| 入選 |
| カンバスへおさめきれざる蝉しぐれ |
| 大垣市 佐藤 すみ子 |
| 万緑に縁とる湖の青さかな |
| 大垣市 坪井 克枝 |
| 居待月煮物の匂ひ夫を待つ |
| 大垣市 野村 多佳子 |
| あしらいの花のむらさき夏料理 |
| 不破郡垂井町 竹嶋 富美子 |
| 星合ひを想ふて墨をする夜かな |
| 不破郡垂井町 川瀬 慶泉 |
| 新樹より弾き出されし雀かな |
| 愛知県名古屋市 舘野 茂子 |
| 書き直す山の天候登山駅 |
| 東京都世田谷区 関戸 信治 |
| 川へ向く裸電球鮎の小屋 |
| 福井県敦賀市 山田 美千代 |
| 揺るるたび藤の香りの新たなり |
| 大垣市 田口 貞善 |
| 海鳴の闇を深むる桜桃忌 |
| 岐阜市 小湊 順子 |
| 金平糖奥歯で砕く大暑かな |
| 岐阜市 島 めぐみ |
| 涼風や大社の巫女の化粧の香 |
| 不破郡垂井町 児玉 信子 |
| 待つ人のなき故郷や白日傘 |
| 安八郡輪之内町 野村 照子 |
| 若葉風入れて句会を始めけり |
| 不破郡垂井町 富田 実郎 |
| あぢさゐの山をそびらに武士の墓 |
| 不破郡垂井町 中西 弘子 |
| あの空へ続く道あり山開 |
| 岐阜市 花川 和久 |
| 初帰省駈け寄る犬とハグし合い |
| 大阪府泉南郡 浦野 幸一 |
| 古稀の子に卒寿の母の団扇風 |
| 兵庫県神戸市 岸下 庄二 |
| まっさらな文庫のごとき夏がくる |
| 養老郡養老町 松永 智志 |
| 普段より濃き焼酎や妻の留守 |
| 広島県福山市中 常かつたろー。 |
| 選者吟 |
| 通さるる座敷は百合の濃く匂ふ |
| 武直 |
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