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十六万市民投句 作品
◆ 令和元年12月度 一般の部

投句総数 2,664句・一般投句数 718句・小中学生投句数 1,946句
選者 :名和 永山
特選
湧水のまことに清か聖夜の灯
大垣市  吉田 てるみ
あの頃のままの朝よ根深汁
大垣市  田中 雅子
隙間風漸く解けた方程式
大垣市  中山 あや子
秀逸
見下して見上げて映ゆる谿紅葉
養老郡養老町  田中 秀草
秋惜しむ仕舞はぬままの旅鞄
養老郡養老町  田中 紫香
ふとん干し足の裏まで干してみる
大垣市  井沢 美志津
秋陽受け阿修羅は自在手を拡げ
奈良県生駒市  金子 真由美
木の実降る美しき女性もいびきかく
大垣市  野村 みち代
吾もつぶて億光年の冬銀河
大垣市  佐藤 すみ子
いくつもの淋しさに慣れ煮大根
養老郡養老町  佐藤 祥子
今年こそ今年こそはと日記買ふ
揖斐郡大野町  藤田 涼子
おむすびに愚痴をまるめて年忘れ
大垣市  木 歌佐
真実は冬の日差しに阻まれて
愛知県岩倉市  石川 うしゆ
入選
冬耕の畝の先より暮れにけり
大垣市  樋口 絹子
冬麗や香煙を手にすくい上ぐ
東京都北区  菱沼 多美子
寺参り命はかなき木の実落つ
大垣市  桐山 敏子
いにしえの箱から出でし木の実独楽
大垣市  岩永 フヂ子
木の実落つ音たて又音たて
大垣市  富井 あや子
木の実落つしじまを破る水の音
大垣市  辻 和代
打ちとけて言葉は要らぬ温め酒
不破郡垂井町  中西 弘子
口ずさむ秋の七草指で折り
大垣市  大塚 たえ
行く秋を追うてみたとて流れ行く
大垣市  堀田 敏郎
尻もちを恐れぬ園児大根引く
大垣市  傍島 豊子
点滴の小児病棟小鳥来る
大垣市  傍島 隆
しのび夜の冬の足音杖の先
大垣市  土屋 和馬
箸袋暮れの句会の走書
 大垣市  宮上 美濃留
幾年を仕舞ひて売地木守柿
大垣市  小林 研
縄文の土器撫でて行く神渡し
東京都狛江市  椎野 一恵
看取り女の真夜の足音冬の風
大垣市  辻 シゲ
草虱キャンバスとなるシャツの胸
大垣市  吉川 和子
白菜の咎人めきぬ縄しばり
大垣市  早崎 美弥子
カラカラと落ち葉散る日はレモンティー
宮城県名取市  杜 せき
掛大根両アルプスへ振り分けて
岐阜市  堀江 美州<
選者吟
鮟鱇や不器用に生き捌かれし
永山

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