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◆ 令和2年3月度 一般の部
投句総数 1,370句・一般投句数 399句・小中学生投句数 971句
選者 :大堀 武直
| 特選 |
| 春の雪爪革紅き宿の下駄 |
| 岐阜市 田中 淳子 |
| 二駅をこくりこくりと梅日和 |
| 三重県四日市市 後藤 允孝 |
| 啓蟄や含み笑ひの憤怒佛 |
| 大垣市 伊藤 英司 |
| 秀逸 |
| いつだつて無敵の母や納豆汁 |
| 東京都世田谷区 関戸 信治 |
| 蹴とばされ輝き増せり霜柱 |
| 大垣市 松岡 みつ |
| 飛石を踏めばひとつは春の音 |
| 埼玉県川口市 木下 洋子 |
| 梅が香をまといて来たる尼僧かな |
| 不破郡垂井町 川瀬 慶泉 |
| 春光や城より高き新庁舎 |
| 大垣市 小林 研 |
| 鬼の手を引きて豆蒔く園児かな |
| 大垣市 村田 通夫 |
| 達筆の案内板や探梅行 |
| 神奈川県川崎市 佐藤 廣枝 |
| 臍繰りは御内裏様の膝の下典 |
| 三重県鈴鹿市 松井 政 |
| 朧月プリンの好きなやつが来る |
| 宮城県名取市 松本 裕子 |
| 立春の大樹に鼓動生まれけり |
| 神奈川県横浜市 龍野 ひろし |
| 入選 |
| 辞書引けば辞書に一すじ木の葉髪 |
| 愛知県額田郡 平松 京師 |
| いずれ野へ戻る畑を耕せり |
| 東京都世田谷区 関戸 信治 |
| 春景色どの水となく光り合ひ |
| 愛知県名古屋市 舘野 茂子 |
| うすらひやその一言をためらへり |
| 養老郡養老町 田中 紫香 |
| 紅梅の色濃くなりて別れの日 |
| 大垣市 北島 暁子 |
| 食い初めの漆の椀や春隣 |
| 安八郡安八町 牧村 こずえ |
| 菜の花の明るさ壺に溢れしめ |
| 大垣市 日比野 友子 |
| そはそはとバレンタインの日の老僧 |
| 大垣市 傍島 隆 |
| 淑女にはほど遠き児の雛祭り |
| 大垣市 津 喜久子 |
| 節分や隣る鬼とも笑ひ合ひ |
| 不破郡垂井町 川瀬 慶泉 |
| 一字づつ春呼びよせる写経かな |
| 不破郡垂井町 竹嶋 富美子 |
| 御岳に掛かる雲なし土筆つむ |
| 不破郡垂井町 久保田 紘義 |
| 春川の朽杭あたり魚影濃し |
| 不破郡垂井町 西田 厚堂 |
| 碧落の天の窓より春の雪 |
| 大垣市 伊藤 鈴子 |
| 野遊びの肺の奥まで空匂ふ |
| 神奈川県大和市 岩田 爾瑠 |
| 鼻光る天狗の面や日脚伸ぶ |
| 愛知県名古屋市 岩田 遊泉 |
| マスクさえおしゃれグッズやJ K は |
| 加茂郡八百津町 新井 悠 |
| 泣き出す子つられて泣く子も卒業す |
| 養老郡養老町 松永 智志 |
| 春の陽を背なにおぶって帰る道 |
| 福岡県田川郡 成松 義紀 |
| 二歳児のオウム返しや日脚伸ぶ |
| 大垣市 平野 ヒサヱ |
| 選者吟 |
| 春場所のぶつかる音や無観客 |
| 武直 |
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