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十六万市民投句 作品
◆ 令和2年6月度 一般の部

投句総数 1,348句・一般投句数 468句・小中学生投句数 880句
選者 :長野 美代子
特選
明日植うる田に月置いて帰りけり
三重県四日市市  後藤 允孝
白杖の先に鴉の声薄暑
大垣市  福田 みゑ
白よりも白く咲く花薄暑かな
大垣市  大杉 すみゑ
秀逸
遊ぶ子の声まで染る大夕焼
愛知県名古屋市  舘野 茂子
若葉風宇治の吊り橋木の香り
京都府宇治市  中村 広美
そら豆のはしり供へる塩加減
大垣市  清水 登美子
浮子一点みつめ少年夏に入る
大垣市  臼井 秀子
作務衣にも花一輪の安居かな
東京都狛江市  椎野 一恵
ほととぎす渓の深さへ声広ぐ
安八郡輪之内町  野村 照子
黒揚羽ふわりさらりと夕モの先
大垣市  清水 迪子
眠り子へ母の眼差し白団扇
愛知県豊田市  城山 憲三
走り梅雨広重も濡れ大磯宿
東京都西東京市  石井 一郎
耳鳴りを滝に忘れて来たりけり
京都府京都市  石田 吉之助
入選
母の日や呼ぶは息子か空耳か
岐阜市  佐藤 直子
切り出され樹齢百年涼しかり
本巣市  林 礼子
ふる里に螢の夜の戻りけり
大垣市  小林 研
抜き足で入る早苗田ひんやりと
大垣市  岡田 あや子
朝刊のめがねにルーペ朝ぐもり子
大垣市  尾関 逸
日を捉へ風を捉えて菖蒲咲く
大垣市  田中 雅子
なんぢゃもんぢゃ透けて真昼の月のかげ
大垣市  坪井 克枝
若竹や気迫みなぎる豆剣士
大垣市  新町 恵子
水無月の夕べに流る水の音
大垣市  秋山 くに子
緑蔭の淵に静かな鯉の群れ
大垣市  北浦 典子
木の下の光の斑夏の蝶
大垣市  吉田 てるみ
野花活け茶の湯ざんまい梅雨籠
不破郡垂井町  西垣 和志
遠山は雲を育てて梅雨に入る
大垣市  日比野 友子
五月闇ゆつくりゆつくり時を食む
埼玉県所沢市  坂井 傑
鶯のこえ道連れのウオーキング
滋賀県甲賀市  甲賀忍者
茄子の花咲くと一行農日記
兵庫県神戸市  岸下 庄二
武者震い搗き立て粽素手で喰ふ
愛知県瀬戸市  宮崎 諭志
小さくとも大事な一尾鯉のぼり
大垣市  高津 喜久子
一両車音軽やかに山笑ふ
大垣市  高田 雅章
戸に泡を飛び散らかして菖蒲風呂
大阪府東大阪市  森 佳月
選者吟
泉湧く水底の砂躍らせて
美代子

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