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◆ 令和2年10月度 一般の部
投句総数 4,184句・一般投句数 638句・小中学生投句数 3,546句
選者 :田中 青志
特選 |
主張せぬもの傍らの草紅葉 |
岐阜市 花川 和久 |
主役にはなれないけれど吾亦紅 |
大垣市 山田 千歌子 |
穏やかな息をしている秋の山 |
大垣市 本郷 陽子 |
秀逸 |
数珠玉やままごと遊びをしない子ら |
神奈川県川崎市 佐藤 廣枝 |
飲み干して片目で覗くラムネ玉 |
愛知県額田郡 平松 京師 |
もう少し頑張りますと種なすび |
京都府京都市 八田 弥須子 |
秋高しつぶての如き我のゐる |
大垣市 澤井 国造 |
生き行けぬ人の訃報や秋の朝 |
本巣郡北方町 三輪 幸恵 |
秋天へ学童の声舟下る |
大垣市 神野 武彦 |
木の匂ひ水の匂ひも秋澄めり |
大垣市 森川 きよ子 |
そこまでと言ひて連れ立つ良夜かな |
大垣市 松岡 千代 |
稲架かけや阿吽の息の老夫婦 |
大垣市 大角 信華 |
蜩を聞いて一人の厨かな |
不破郡垂井町 大羽 志津子 |
入選 |
手鏡の白髪しみじみ今朝の秋 |
静岡県藤枝市 山本 紫苑 |
竹取の世界のままの今日の月 |
大垣市 森 茂寿 |
色の無き風や風力発電機 |
大垣市 伊藤 英司 |
眠る子を二階へ運ぶ良夜かな |
大垣市 傍島 隆 |
晩学の辞書の重たさ秋灯し |
大垣市 中山 あや子 |
湧く水の澄みて豊かな町に住む |
大垣市 清水 登美子 |
慎しく生きて傘寿の敬老日 |
大垣市 久保田 悟義 |
秋日濃しキラキラ光る河口堰 |
大垣市 秋山 くに子 |
かなかなかな森の語り部日暮くる |
大垣市 坪井 克枝 |
ぱっと散りさっと集まる稲雀 |
大垣市 宮脇 和子 |
歴女来る今いくさなき芒原 |
大垣市 大杉 すみゑ |
鶏頭やマーチで終る子のピアノ |
大垣市 宇佐美 昭子 |
秋の声妻に遅るる上り坂 |
大垣市 小林 研 |
見はるかす濃尾平野は豊の秋 |
揖斐郡大野町 藤田 涼子 |
青き地球じっと見つめる月兎 |
安八郡安八町 安八 華代子 |
天高しくるりくるりと逆上り |
大垣市 新町 恵子 |
男郎花なほ青雲の志 |
大垣市 吉田 てるみ |
妻君は社長さんです男郎花 |
大垣市 宮上 美濃留 |
吾に末だ残る純情月見草 |
不破郡垂井町 木 紫雲 |
誰もがな皆行く道や敬老日 |
岐阜市 花川 和久 |
選者吟 |
黄落や何故か急いで生きてゐる |
青志 |
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