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◆ 令和2年11月度 一般の部
投句総数 3,076句・一般投句数 563句・小中学生投句数 2,513句
選者 :長野 美代子
| 特選 |
| 静かさを動かしているすすきの穂 |
| 大垣市 今津 絹代 |
| 糠床の香りも今朝の今年米 |
| 大垣市 臼井 秀子 |
| 小鳥来る山里に声四方から |
| 大垣市 三輪 葉加 |
| 秀逸 |
| その話断れと柿厚く剥く |
| 東京都世田谷区 関戸 信治 |
| 信玄の野望沈めて山眠る |
| 養老郡養老町 林 寛子 |
| 土砂降りの過ぎし静寂秋の虹 |
| 大垣市 大角 信華 |
| 揺さぶりに耐へて川原の野菊かな |
| 海津市 横井 美圭 |
| 朔日の榊あをあを神の留守 |
| 大垣市 宮脇 和子 |
| 冬初め日暮すぐそこ鍬の先 |
| 大垣市 田中 雅子 |
| よく話す木真っ先に紅葉す |
| 大垣市 川瀬 正一 |
| 白樺の空美しき神の旅 |
| 大垣市 村田 通夫 |
| 就活の靴の埃や今日の月 |
| 大垣市 田口 貞善 |
| 見覚えのある文字の癖柿届く |
| 大垣市 木 歌佐 |
| 入選 |
| 癌癒へて五臓六腑にしむ新酒 |
| 安八郡神戸町 早津 郁男 |
| 虫すだく昼の小籔や不破の関 |
| 不破郡垂井町 宮代 一草 |
| 飛石に舞妓褄取る石蕗の花 |
| 兵庫県芦屋市 田原 トミヱ |
| 朝まだき秋冷忍び込みし窓 |
| 京都府京都市 八田 弥須子 |
| 飲んべえは父方の血よ新走 |
| 東京都新宿区 花澤 ちいこ |
| 日々増ゆる幼のことば小鳥来る |
| 養老郡養老町 田中 紫香 |
| 幼子の瞳キラキラ木の実独楽 |
| 大垣市 在間 e子 |
| 日の当たる天守の矜恃片時雨 |
| 大垣市 小林 研 |
| 芭蕉揺れ鉄心門の鋲の錆 |
| 大垣市 山田 賀子 |
| 色変えぬ松鳶とらえ湖の風 |
| 大垣市 高田 雅章 |
| 息をつく坂道雨後のこぼれ荻 |
| 大垣市 立川 昌子 |
| 残照が谷間に残る雲をそめ |
| 大垣市 土屋 和馬 |
| 土手飛び火して曼珠沙華鎮火せず |
| 岐阜市 堀江 美州 |
| 暮の秋長身となる子の影よ |
| 大垣市 傍島 豊子 |
| 手に受けし落葉かすかに日の匂ひ |
| 大垣市 福田 みゑ |
| 冬麗カフカ読みをるカフェの窓 |
| 安八郡安八町 渡辺 セラヴィ |
| 鷹渡る人の生業見下しつ |
| 東京都狛江市 椎野 一恵 |
| 捨てかかし役目を終えて畦に寝る |
| 大垣市 宮川 浩 |
| 重陽の深林ゆるがす大太鼓 |
| 大垣市 渡辺 智子 |
| スカーフに戯れ遊ぶ秋の風 |
| 大垣市 松岡 みつ |
| 気紛れの風やコスモス右往左往 |
| 大垣市 村瀬 利明 |
| 選者吟 |
| 澄みし綾線点々と木守柿 |
| 美代子 |
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