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十六万市民投句 作品
◆ 令和2年12月度 一般の部

投句総数 2,492句・一般投句数 576句・小中学生投句数 1,916句
選者 :大堀 武直
特選
集合の時間念押し紅葉寺
京都府宇治市  中村 広美
嚏して鬼に見つかるかくれんぼ
三重県四日市  藤田 勝民
近習は菊も控へめ菊人形
養老郡養老町  田中 紫香
秀逸
姿勢良き雄鹿に出会ふ夜明かな
不破郡垂井町  北村 廣美
膝折りて菊師花替ふ人形展
埼玉県川口市  大沢 きみい
名水で研ぎし新米炊き上がる
福井県敦賀市  山田 美千代
小走りの袴を掴む七五三
東京都新宿区  花澤 ちいこ
紅すこしつけて施設の紅葉狩
大垣市  渡辺 智子
あらためて千木を仰ぎて神迎へ
大垣市  伊藤 英司
山茶花のつぶやくようにこぼれつぐ
大垣市  宮脇 和子
掃けばまた声掛くやうに柿落葉
大阪府堺市  椋本 望生
入選
掬うたび光こぼれる今年米
大垣市  大杉 すみゑ
寛かに伸びする猫や秋入日
不破郡垂井町  澤島 精次
あら汁の椀の温もり冬に入る
大垣市  早笘 千恵子
指栞して秋風を聞いてをり
東京都世田谷区  関戸 信治
黄落や灯明ひとつ古刹の間
不破郡垂井町  小坂 久美子
障子貼る明るきあすがあるやうに
揖斐郡大野町  藤田 涼子
折紙のペンギン連れて日向ぼこ
大垣市  渡辺 智子
戀といふ文字見つけたり漱石忌
大垣市  姿婆
石段を埋めて落葉の行き場なし
大垣市  仁村 光生
一木の散るをこらへて冬に入る
大垣市  佐藤 すみ子
小春日や折鶴となる包み紙
大垣市  傍島 隆
石仏へ軽くお辞儀や大根下げ
大垣市  鶴田 信子
小春日やひらがなだけのたよりくる
大垣市  秋山 くに子
水汲みの先客ひとり冬紅葉
羽島郡岐南町  東垣外 かんな
浮く雲の舟のかたちに神の旅
大垣市  村田 通夫
あの窓は父の病室冬夕焼
栃木県那須塩原市  垣内 孝雄
繰り返す昭和の話おでん酒
兵庫県神戸市  岸下 庄二
ユトリロの銀杏落ち葉を郵便夫
静岡県藤枝市  山本 紫苑
一夜城眼下の街の冬木立
三重県鈴鹿市  松井 政典
航跡の一筋白く行く秋ぞ
大垣市  村瀬 佐智子
選者吟
ウイルスよ我等にあるぞ冬至粥
武直

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