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◆ 令和元年度 事前投句の部 ［3句1組］ 特選
| 特選 |
| 人の背に齢の見ゆる茅の輪かな |
| 岐阜県 松岡 裕子 |
| 文机に適ふ硯や今朝の秋 |
| 岐阜県 佐藤すみ子 |
| 手花火のぽつりと落ちて波の音 |
| 兵庫県 日比野 勝 |
| 泣き相撲大泣きの子の天瓜粉 |
| 愛知県 乙部 妙子 |
| 獺魚を祭る船津屋の河あかり |
| 岐阜県 山下美夜子 |
| 木の橋を繕うてゐる神の留守 |
| 岡山県 小坂 艶子 |
| 深熊野の幽谷洗ふ走り梅雨 |
| 愛知県 山本 賢司 |
| 一島に港が二つみかん咲く |
| 愛知県 稲吉 克仁 |
| あこぎにも見えて鵜匠の綱さばき |
| 岐阜県 宮上美濃留 |
| 横笛の一閃に山車動きけり |
| 岐阜県 上野徳治郎 |