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◆ 令和元年度 当日投句の部 特選
| 特選 |
| 十ほどの今年の柿を干しにけり |
| 岐阜市 山田 和子 |
| わたくしに縁は一つ柿の蔕 |
| 大垣市 奥山 ゆい |
| 行く水に托す料紙や蛤塚忌 |
| 京都市 荒木百合子 |
| 父と子の石投げる音秋の水 |
| 大垣市 柏瀬 澄子 |
| 橋数多城下を巡る秋の水 |
| 大垣市 武田 房子 |
| 天平の色一枚に柿簾 |
| 大垣市 大西ひさ子 |
| 何ごともなき流れかな秋の水 |
| 大垣市 清水登美子 |
| 秋水を聴きつつ踏める石畳 |
| 岐阜市 小島 節子 |
| 新築の塀を越したる熟柿かな |
| 大垣市 和田 勝子 |
| 皿盛りの柿の売らるる遠伊吹 |
| 岐阜市 篠田 実梨 |
| 往還のいづこ向きても柿たわわ |
| 垂井町 船田恵津子 |
| 川舟の棹にまとはる秋の水 |
| 神戸市 岸下 庄二 |